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海外大学院進学のすゝめ: オンラインでコンピュータサイエンス修士号を取得

Hello, Friend。Nixです。

引き続き世界トップレベルの企業でエンジニアになるべく日々精進中ですが、ここ数ヶ月間、大学院進学したいという衝動に駆られてます。

実は、多くの世界トップレベルの大学院がオンラインで、キャンパス同様のカリキュラムで修士プログラムを提供しています。
世界レベルの高水準な教育を日本にいながら受けられることは本当に素晴らしく、人生を変える可能性があるので、もっと多くの人に知ってほしいと思います。

そこで今回は、修士号を提供しているオンライン学習プラットフォームと、注目すべき海外大学院の修士プログラムをいくつかご紹介したいと思います。


コンピュータサイエンス修士を取得する理由

これまで大学院進学を全く視野に入れていませんでしたが、志望する海外のテック企業やAIエンジニアなど特定分野に特化したソフトウェアエンジニアの募集要項を見ると、コンピュータサイエンス関連の学士号以上のバックグラウンドが必須か望ましいケースが多いことに気づきました。

世界トップレベルのテック企業に入るため、また自分の興味のある専門分野のエンジニアになるために、修士号取得を決意しました。

理工系の学士号を取得する選択肢もありましたが、元々英語が話せていたので、せっかくなら海外の大学院から修士号を取得したいなと思って、色々情報を調べてみました。

海外大学院の選定基準

以下の基準を満たす大学院を探しました。

  • 必須

    • フルタイムで働きながら通える 

    • 高く評価されている大学院

    • 最短で修士号を取得できる

    • 学費が安い

  • 希望

    • 学費が安い

    • 出願条件に最低GPAの指定がない(学部時代のGPAはえぐい低いので 笑)

なお、今回はソフトウェアエンジニアやAIエンジニアのキャリアパスを考慮し、コンピュータサイエンス、情報技術、AIの学位を中心に調べ、データサイエンスのみの学位は対象外としました。

修士号を取得できるオンライン学習サービス

1. Coursera

  • 多数のトップレベル大学と提携

  • 学士号や修士号を幅広く提供

  • 提携大学数が最多で、取得可能な学位の種類が充実

  • ユーザーインターフェースが優れており、学習しやすい

2. edX

  • Courseraと同様に多くのトップレベル大学と提携

  • 学士・修士プログラムを提供

  • 一部の博士号や準修士プログラムも提供。

3. FutureLearn

  • イギリスの大学を中心に様々な分野の修士号をオンラインで取得可能

  • Times Higher Education (THE) 世界大学ランキング500位以下の大学が多いが、バーミンガム大学など一部ハイレベルな大学も含む

4. Open Universities Australia

  • オーストラリアの大学が中心

  • CourseraやEdXと比較すると全体的な大学レベルは劣るが、オーストラリア国立大学など世界トップ100以内の大学のプログラムも提供

オンラインでコンピュータサイエンス系の修士号が取得できる海外大学院

最もコストパフォーマンスの良い修士プログラム

  1. テキサス大学オースティン校
    全米屈指の公立大学で、特に工学部の評価が高い。学費の面でもジョージア工科大学に次いで安価。
    - 取得できる学位: Master of Science in Computer Science, Master of 
       Science in Artificial Intelligence
    - 世界ランキング: THE 52位, QS 66位, CWUR 25位, ARWU: 43位
    - 米国ランキング: THE 23位, QS 19位, CWUR 22位, ARWU: 25位
    - 学費: 約¥1,597,060
    - 募集要項: こちら

  2. ジョージア工科大学
    工学分野で高い評価を受けており、特にオンラインMSCSプログラムは低コストで質の高い教育を提供することで知られている。
    - 取得できる学位: Online Master of Science in Computer Science
    - 世界ランキング: THE 36位, QS 114位, CWUR 70位, ARWU: 151位
    - 米国ランキング: THE 21位, QS 26位, CWUR 38位, ARWU: 52位
    - 学費: 約¥1,033,126
    - 募集要項: こちら

アイビー・リーグの修士号をオンラインで取得

  1. ペンシルベニア大学
    アイビーリーグの名門校。MCITプログラムは、コンピューターサイエンスのバックグラウンドがない意欲的な学生向けに設計されている。
    - 取得できる学位: Master of Computer and Information Technology
    - 世界ランキング: THE 16位, QS 11位, CWUR 8位, ARWU: 14位
    - 米国ランキング: THE 10位, QS 24位, CWUR 6位, ARWU: 12位
    - 学費: 約¥5,508,593
    - 募集要項: こちら

  2. ダートマス大学
    小規模なアイビーリーグ校。オンライン工学修士は、理論と実践のバランスが取れたカリキュラムが特徴。
    - 取得できる学位: Online Master of Engineering in Computer Engineering
    - 世界ランキング: THE 161位, QS 243位, CWUR 41位, ARWU: 301位
    - 米国ランキング: THE 49位, QS 25位, CWUR 25位, ARWU: 83位
    - 学費: 約¥6,939,289
    - 募集要項: こちら

世界トップクラスの大学院による質の高い学習

  1. インペリアル・カレッジ・ロンドン
    英国を代表する理工系大学。AI・機械学習分野で世界的に高い評価を受け、最先端の研究を行っている。
    - 取得できる学位: Online Master of Science in Machine Learning and
       Data Science
    - 世界ランキング: THE 8位, QS 2位, CWUR 29位, ARWU: 23位
    - ヨーロッパランキング: THE 3位, QS 4位, CWUR -, ARWU: -
    - 学費: 約¥6,962,122
    - 募集要項: こちら

  2. カリフォルニア大学バークレー校
    世界最高峰の公立大学。シリコンバレーに近く、テクノロジー産業との強いつながりを持つ。
    - 取得できる学位: Master of Information and Data Science
    - 世界ランキング: THE 9位, QS 12位, CWUR 12位, ARWU: 5位
    - 米国ランキング: THE 6位, QS 4位, CWUR 10位, ARWU: 4位
    - 学費: 約¥6,552,462
    - 募集要項: こちら

  3. イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校
    コンピューターサイエンス分野で常にトップランクに入る大学。オンラインMCSプログラムは柔軟性と質の高さで評価が高い。
    - 取得できる学位: Online Master of Computer Science
    - 世界ランキング: THE 42位, QS 69位, CWUR 22位, ARWU: 52位
    - 米国ランキング: THE 22位, QS 22位, CWUR 17位, ARWU: 29位
    - 学費: 約¥3,853,579
    - 募集要項: こちら

GPAや推薦状なしで高水準な教育

  1. コロラド大学ボルダー校
    宇宙科学や工学分野で高い評価を受ける州立大学。オンラインMSCSは、柔軟な入学要件が特徴。
    - 取得できる学位: Online Master of Science in Computer Science
    - 世界ランキング: THE 138位, QS 320位, CWUR 72位, ARWU: 57位
    - 米国ランキング: THE 46位, QS 50位, CWUR 40位, ARWU: 30位
    - 学費: 約¥2,457,173
    - 募集要項: こちら

まとめ

今回の調査で、自分の希望条件を全て満たすコロラド大学ボルダー校が最適だと判断しました。
人工知能、自然言語処理や生成AIなどカリキュラムも充実しており、海外掲示板や卒業生の就職先リストを見る限り、評判が高いという印象を受けました。
また、出願や入学までの準備期間をほとんど必要とせず、早期に学習を開始できる点も魅力的です。(コロラド大学ボルダー校のMSCSプログラムについては、別の記事で詳細を紹介するかもです)

進学を前提に、まずは大学教養レベルの数学など、必要な前提知識の学習から始めていきたいと思います。

オンライン学習サービスの人気が高まる一方で、従来の学位取得の需要は相対的に減少傾向にあります。ソフトウェアエンジニアという職種においても、多くの場合、学位は必須ではないですし、私自身も独学でエンジニアになりました。

確かに、一定レベルまでは学位が不要な場合も多いですが、以下のような目標がある場合、学位の価値は依然として高いと考えてます:

  1. 海外のトップレベル企業への就職を目指す場合

  2. より高度な専門知識が要求される仕事に挑戦したい場合

  3. 研究職や特定の技術分野におけるスペシャリストを目指す場合

このような記事が、皆さんのキャリア形成において新たな選択肢を提示し、少しでも参考になれば嬉しいです。

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