他の人は言わない耳コピのための練習法

「耳コピができない」というツイートを何件も見ました。
世間ではそういう人に対し、大抵「ベースを取る」「音感(音程の把握)の練習」指導するのが一般的ですが、それですら「音楽ができない人」には難しいです。

意外と耳コピの方法を詳しく教えてくれる教科書がないような気がします。
そこで自分が実際に行った「音楽ができない人」が耳コピできるようになるためのコツを紹介します。

(0)「自分は音楽ができない人間だ」という現実を受け止める
(1)音/リズムが合う感覚を養う
(2)リズム譜をとる練習
(3)ベースに耳を鳴らす
(4)弾ける曲の楽譜のアナライズ(分析)と理論の勉強

(0)ベテランでもプライドは捨ててください
(1)が意外と多くの人が気づいてないことだと思います。 「音、リズムが合っている」という感覚をしっかり覚える必要があります。ピッチ単位でしっかり音程が合っている感覚がないのに音程の把握をするというのが無理です。音程の把握はこの後に行なってください。
(2)は聞いたメロディ等のリズムを譜面にする「リズムリーディング」のスキルです。音感を養うより早く体得できます。音程とリズムを一度に取ろうとするから難しくなります。ですのでこれだけでも抑えると耳コピは早くできます。まずリズムから採るのです。
(3)はコードを理解するのに絶対必要です。慣れるのに専用の訓練が要ります。
(4)は少しでも知っていると耳コピが容易です。コード進行のセオリーだけでも覚えると助かります。大事なのは自分が弾ける曲から分析をしてください。それで理解がだいぶ進みます。

音楽を構造的に理解する」ということに取り組む必要があります。
相手の言葉がわからないのにその言語で話すことができないのと同じように、耳コピできないということは音楽をすることができないと言っても過言ではないと考えます。
赤ちゃんだって、周りの人を真似て言葉が喋れるようになるわけです。
自分も音楽的には赤ちゃんレベルだと思って、スキルに合わせた訓練をするのです。

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