リスナーが期待する演奏レベルと音大出プロの活躍

プロに音大出が多くなってきていると感じています。
その結果、受け手が無意識で演奏者に期待する演奏レベルは音大に入れるくらいだと思っています。
さらにDAWにより録音媒体は超正確になっています。つまり、一般リスナーは素人の演奏レベルに触れる機会がほとんどないのです。
おまけにネットによりプロもアマの区別も曖昧になっており、同じメディアでリスナーは視聴します。
リスナーからしてみると、録音媒体だったり音大に入れるくらいの演奏レベルが「普通」というわけです。

卒業しているかどうかは別として、ネットで調べた限りの音大へ行ったプロをざっとまとめてみました。


Suchmos
HSUさん(ベース) 洗足学園音楽大学ジャズ科
OKさん(ドラム) どの音大か不明。 ポピュラージャズ
TAIHEIさん(キーボード) 洗足学園音楽大学 音楽・音響デザインコース
※TAIKINGさん(ギター)が音楽専門学校です。

いきものがかり
吉岡 聖恵さん(ボーカル) 昭和音楽大学短期大学部 音楽科ミュージカルコース卒

SEKAI NO OWARI
Saoriさん(キーボード) 東京都立芸術高等学校音楽科 洗足学園音楽大学ピアノ科卒

aikoさん
大阪音楽大学短期大学部卒

マカロニえんぴつ
全員 洗足学園音楽大学

スカート =澤部 渡さん
昭和音楽大学作曲科卒

長谷川 白紙さん
国立音楽大学音楽学部演奏・創作学科コンピュータ音楽専修
※院へ行かれることが決まっています。

平原 綾香さん
洗足学園音楽大学 ジャズコース サックス専攻

King Gnu
常田 大希さん 東京藝術大学音楽学部器楽科チェロ専攻
井口 理さん 東京藝術大学音楽学部音楽学部声楽科

奥 華子さん
東邦音楽大学トランペット専攻卒


今後も増えて行くと思われます。
ポピュラーミュージックは、既に「誰でもできるもの」ではなくなっていることがわかります。

では、1992年のNHKのテレビ番組で、素人バンドの演奏を見てみましょう。

現実の素人演奏は今もこのレベルだと思います。しかし、いまのテレビのオーディション番組ではありえないレベルだと思います。
つまるところ、素人演奏レベルではもうリスナーの心には届かない、ということです。

アマチュアミュージシャンは、この現実を踏まえた上での、成長戦略、活動戦略を練る必要があると思います。


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