5分で読める 心理学専攻の大学生がビジネス心理学の本を要約してみた 多様性の科学
5年前のベストセラー「失敗の科学」の著者 マシュー・サイドの新刊
amazonレビュー見たら1000件あって、星が4.5でした。凄いですね。
本の内容を忘れないためのメモ書き程度なので、
詳しい内容を知りたい方は購入おすすめします!
こんな人におすすめ
不確実性の高い仕事をしている人
失敗をなるべく減らしたい人
勉強以外でやりたい事がある学生
終始多様性が大切だよねーって言っている本でした
多様性の良い点
盲点を見抜ける
ルールがない不確実な状況に強い
なぜ盲点を見抜きやすいのか
ひとには物事を見るときに固定観念みたいなものがある。
問題を解決する時に、同じような人ばかり集まっていると、みんな同じような見方をするので、同じような解決策や行動をとってしまう。
多様性があれば、固定観念も多様なので、さまざまな解決策や行動が思いつきやすい。
多様性がないと、ほぼ全員が同じ思考パターンに陥りやすい。
その思考パターンが正しいと思ったまま、誰も反対意見や質問することがなく再考する機会が少なくなりやすいので、間違いに気づきにくい。
他人の意見をよく聞く人は間違えが少ないっていうのと一緒なのかな〜って思いました。
次は多様性がないことのデメリット
多様性がないデメリット
考えが画一化する
一方方向のコミュニケーションで間違えを修正できない
ルール変更に対応できない
エコチェンバー現象に陥る
この中でも、この本で初めて読んだエコチェンバー現象について取り上げます。
エコチェンバー現象とは
一つの信念や考えに固執し、その信念や考えにそぐわないものを聞けば聞くほどその信念や考えを強めてしまう現象です。
SNSなどではフィルターバブルが起きる事が知られています。フィルターバブルは自分の考えと同じような意見しか見なくなり、反対意見を無視してしまうことです。
エコチェンバー現象とフィルターバブルは少し異なります。フィルターバブルは反対意見をを無視するのですが、エコチェンバー現象は反対意見によって信念や考えが強くなってしまうのです。
具体的には、コロナのワクチン問題などは日本でも結構根深いのではないでしょうか。コロナのワクチンを広めれば広めようとするほど、製薬会社から賄賂をもらっているとか、政府の陰謀とかがあると言うフィルターがかかる事によって、ワクチンへの反対意見を強めてしまっている気がします。
その他いろいろな事例が場面ごとに紹介されていました。
役に立つ場面
ひらめきには一つの専門性ではなく、専門家の多様性
チームの上下関係も多様性があれば、双方向のコミュニケーションができる
イノベーションの促進
頑固な人を説得する時
不確実性が高い仕事
これからはAIの登場によって、不確実性が高く人間関係が重要になっていくので、
組織やチームの多様性を高めておくことは、成果を出して失敗しないようにするためには必要になってくるかもしれませんね。
その他印象的だったもの
血糖値が上がりやすい食品は人によって違う
血糖値は食事が健康に与える影響を測るには良い指標とされています。
たまに聞く、低GI食品というのはなんかは血糖値が上がりにくい食品ということらしいです。
基本的に食べた後に、血糖値が急激に上がるものは、食べ過ぎの原因になるため、不健康な傾向があるとされています。
これれまでは自分の中で不健康な食品とそうでない食品を分けて、好きな食品や美味しいものであっても、なるべく不健康な食品は自分の中で決めつけて、食べないようにしていました。
いろいろ試してみて自分の体にあっているか、考える必要があることに気づきました。
まとめ
最後の印象に残った話はあんまり多様性と関係なかったですが、個人的に一番参考になりました。
この本の著者はアメリカ人なので、アメリカはある程度移民がいてどの職場にも多様性は日本よりありそうだと思いました。
そんなアメリカでも多様性を確保するといろんなメリットがあるとのことだったので、移民がいない日本で多様性を確保したら凄いことになるかも…
ただ、自分と違う意見の人を周りに置くっていうのは、最初の抵抗感がなかなか大きいと思うので、職場にもとかになるとなかなか難しい気がします。
最初は友達の多様性を増やすとかでも、多様性のメリットは享受できるのかもしれないです!
自分は根暗・インキャで周りに友達も必然的に似たような人になりがちなので、ヨウキャやパリピと絡む機会を増やしたいと思います。(そもそもこの二分法はあんまり好きではないけど…)
かなり長くなってしまったので、5分で読めた方は相当速読スキルが凄い方だと思います。ぜひ、速読の方法教えてください。
では、また今度
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