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学級通信のこだわりは文章量少なめ&レイアウト! #教師のバトン

「文章量少なめ」を心がける理由

 文章が多いと、「生徒が読まない」からです。レポートのような学級通信は大人でも辛い…。

 特別支援学級担任だった時は、3行でした。
 3行なら、特学生徒も楽しく読みます。長〜い文章を書くのは容易いですが、生徒に伝えたいこと(褒めること、注意したいこと、次に頑張ってほしいこと等)を精選して、3行におさめることは容易くない。鍛えられました。

 通常学級担任になってからも、書きすぎないことを心がけていました。といっても、コレだけは!という時に長文を載せると、生徒はいつもと違う雰囲気を感じ取り、長くても読みます。

 あるクラスで重たい話をした時、「担任の先生も、先週の通信に書いていたよね?」と言うと、生徒「知りません」「読んでません」と答えるではないですか…。他のクラスの話とはいえ、悲しいエピソードでした。


「読みやすさ」のためにレイアウト工夫!

 フレームが効果的です。学習の内容ならコレ、道徳の話題ならアレ、お知らせ事項ならメモの形のフレームといった具合に、その年ごとに基本パターンを決めていました。

 一部の生徒の感想や反省を載せる時には、フリー素材のイラストや吹き出しもよく使用していました。

 読みやすさのための工夫は、文章量少なめのこだわりにもつながっています。若い先生が苦労していた時、ベテランの先生が「✳︎✳︎先生のようにフレームを使うと、文章量が少なくても済むよ〜」とアドバイスをしたのには、横にいた私も笑ってしまいました。


真似をしていたベテランの視点!

 そのベテランの先生が書く学級通信、面白いのです。さすがベテラン。私と若い先生にはない視点で学校生活やニュースについて、その先生だから書ける文章を綴っていました。経験がつまっています。

 同じ学年になった時、思い切って真似をしました。ネタを真似るだけです。コピペして、語尾を変えます。厳しい言葉が並ぶこともあり、「私には言えない…」と思う言葉は削除するか、私らしい表現に置き換えます。ベテランの視点を堂々と真似させていただきました。

 そうすると、あら不思議。内容はほぼ同じなのに、私が綴る言葉です。同じように真似した若い先生も、その先生の言葉になっています。「その人らしさ」ってこういうことだな、と実感しました。


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新しく先生になる皆さん、自分のこだわりを大切に、魅力的な先輩教員の技をどんどん真似しちゃってくださいね✨

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