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未熟でいい、未熟がいい。

あなたと共に成長したい。

元高校教師(国語)の
たこせん枝瀬です🐙

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教育は
自分が変わらないと
他人を変えることなんてできない。
       =「主体変容」

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がモットーです。

【たこせん枝瀬の発信の足】

タコマンダラ

【今回は主に「学校共育」編で過去記事のリライト】
※若い先生向けに書きました。


先生のタイプ(属性)

学校の先生って
どんなタイプがあるだろう??

今朝、電車の中で
ふと考えたんですね。

自分が勤めてきた
現場の先生たちの顔ぶれを
イメージすると、
いろいろいたなあ、って。

「コーチ(スポーツ指導者)」タイプ

別名「コンサルタント」タイプ。

いますね、たくさん。

ラクロスやサッカーなど運動面、
将棋、ロボットなど文化面で
関東・全国(世界!)へ連れていく指導者。
何人も見てきました。

言葉にパワーがあるし、
「勝つ(結果を残す)」という信念が
圧倒的に強く、

生徒のやる気を引き出し、
チーム全体の底上げする仕掛けが
とても上手でした。

「学者」「研究者」タイプ

こういう属性の先生方も多い気がします。
(自分が勤めたのが)高校だから、
なおさらなのかな?

『源氏物語』について、質問すると、
「この人、大学教授?」ってレベルで
詳しい解説をしてくれる人、います。

いつも机の横に20冊くらい積読してます。

博学で、何でも知っている。
学問の話になると夢中になって
子どものような目をしている。
魅力的でした。

「保育士」
「保健士」
「カウンセラー」タイプ

生徒理解の深さは群を抜いています。

やさしさの奥に
厳しさがあるといいですね。

面倒見がよくて、
(いい意味で)おせっかいで、
生徒のことをいつも気にかけている。

児童相談所や警察など
外部機関との連携もしつつ
チームで課題を抱えた生徒のケアをしています。

「プレゼンター」
「パフォーマー」
「芸術家」タイプ

授業を、
一つのパフォーマンス(作品)として捉え、
自身の美意識やこだわりを貫き通し、

生徒を惹きつけるのが天才的に上手な人、
確かにいます。

職員室でも一種独特の雰囲気を醸し、
一目置かれている。

コアなファン(生徒)が
一定数、必ずいる(笑)

その他のタイプ

教師って、
ある意味「演技」必要ですからね。

「俳優」タイプもいますよ。

生徒の前と職員の前じゃ、
まるで別人(苦笑)

直接生徒に関わらなくても
現場のシステムの下支えや、
生徒の利益になることのために
頑張っている先生方。
これは、いわゆる「事務職」タイプ

「教師=子どもが好き」
という世の常識みたいなものありますけど、
子どもが嫌いな先生だって、実はいる。

コミュにケーションが不得手な人もたくさん。
ここだけの話ですけど(笑)

専門性を発揮する土台は?

そうやって考えると、
「教師」という仕事は
一口に「こうだ!」と
定義できない幅の広さがあります。

「ほのお」「みず」「でんき」「エスパー」・・
ポケモンのタイプと一緒。

あなた(若い先生)も
時間をかけて、

あなたの専門性(強み)を
少しずつ育てていけばいいと思ってます。

で、
今回のメインテーマはここからで。

専門性を発揮する、
その前提に土台となるもの、

全ての教師が持っていないと
いけないもの。

それはなに?

と聞かれたら、
あなたは、なんと答えますか?

僕なりの答えを一言でいえば、
「人間性」です。

ただ、
「人間性」だけだと
抽象度が高すぎるので、
あえて具体化してみたくて。

あくまで僕個人の意見ですが、

「人間性」を分解すると、
要素は3つになるんですね。

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➀成長したい欲
(他人との比較じゃなく、
 過去の自分を更新する)
➁生徒への関心
 (目に見えない部分まで慮る想像力)
③経営者(リーダー)マインド

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➀➁は自明でしょう。

③について、
詳しく説明すると、

担任やるなら、
もう、その時点で
学級の経営者なんです。

しかも社長レベルじゃない!
(社長は学級委員)

あなたがクラスの
CEO(最高経営責任者)(笑)。

仮に社長の座は
学級委員に任せたとして、
表面上、目立った動きをしなくても、

あなたの裁量、
あなたの度量の大きさ、
あなたのリーダーシップで
学級の雰囲気は驚くほど変わります

未熟でいい。未熟がいい。

え?
経営者?
CEO??
それはハードル高すぎない???

わたし、まだ大学卒業したばかりだよ、
社会人1年目だよ・・。

そんなこと言われた若手の心の声

戸惑いもありますよね。
それは、もうその通り(笑)!!

でも、
ここが学校のおもしろいところで、
それでいいんです!!

すべての担任が
目指すべきマインドは
CEO(最高経営責任者)。

でも、今はペーペーの新人さん。

ギャップがすごい(笑)
それでいい。

だって、
そうなると、
必然的に、

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未熟な大人の
成長していく物語が、
生徒たちの目の前で生じますよね。

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それがいいんです!

むしろ、
人格が完成されて、
CEOばりの経営力がある先生なんて、
現実的な存在可能性は、
皆無に等しいですよ。

いても現場に1%の希少価値です。
トキみたいなもの。

そういう方は、
すぐ校長に出世するだろうから

やっぱり、
生徒と関わる先生は
発展途上の人。

それでいい。
それがいい。

あなたはまず、
CEOマインドを土台として身に付けながら、
自分の専門性(強み)を高めていきましょう。

焦らず、コツコツとでいいです。

同僚や先輩、
なにより生徒と関わりながら、
あなたが成長していく。

そのプロセスを生徒にさらしつづけるのが、
担任としてのお仕事
だと
理解してください。

右往左往しつつ
七転び八起きする。

その姿が
生徒にとって
何よりの「教科書」。

だから、
繰り返しますけど

先生は、

未熟でいい。
未熟がいいです。

最後までお読みいただきありがとうございます。
嬉しくてタコ吹いちゃいます‪(˶˙๏˙˶)♡‬


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こちらも是非、お読みいただけたら嬉しいです。


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