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「教員=最高の仕事」と思えるマインドセット

最近、「教員=ブラック」という風潮が強まっている。
教員は、長時間労働、しんどいつらい、の代表格みたいな職種で、
教員採用試験の応募人数は年々下がっている。

じゃあ、実際、教員はしんどいのか?というと
40代前半の自分は、ちっともそんなことがなく、
心から、こんなに素敵な仕事はないと思っている。

学校や生徒に恵まれている要素は多分にあるが、
異動しても、生徒たちが入れ替わっても、
毎年そう思えるのだから、これは運以外の要素があるのだと思う。

生徒会主任という立場で、
体育祭や文化祭の運営を任されているだけじゃなく、
夏や土曜日は講習(=授業)を行っている。
2つの部活のメイン顧問もしており、
担任ではないものの、
学校の中の、特に要支援の(厳しい)生徒たちの
ケース会議を仕切る役割もある。
学校現場ではあれば、どこの地域でもそうだと思うのだが、
40代のアラフォー教員は、現場に同級生の数が少なく、
上の世代と下の世代の潤滑油として
チームの中枢を担う場合がほとんどだ。
自分も学校現場に(自分でいうのもなんだけど)
なくてはならない存在になっている。
実際、今の校長からは「そろそろ管理職の方向を考えてほしい」と
打診をうけた。

それなりに教員として働いていると思う。
でも、働き方はブラックではない。
年間20日の年休は消化できているし、
夏休みは1週間以上の休みをとって家族と旅行に行ける。
卒業生からは定期的に「会いたいです」という連絡が来る。
教え子の赤ちゃんを抱っこしながら、
卒業生の近況報告、これからの未来の話をするのは何よりも嬉しい時間だ。

自慢しているわけではない。
自分も昔は「超」がつくほどブラックな働き方をしていた。
20日連勤なんて当たり前で、子どもが生まれても、
ずーーっと授業や仕事のことが頭を離れず、
気持ちを切り替えることができず、
ストレスで目が見えなくなることが何度もあった。
正直、自殺を考えたことすらある。

一番しんどい時期をこえて、
マインドセットを少しだけ変えて、
行動を少しだけ変えるようにして、
気がつけば10年近く経っているけれど、
その10年の間で、ほぼノンストレスで
教員の仕事が天職だと思えるほど楽しい日常を送れるようになった。

子どもたちは可能性に満ちている。
子どもたちはエネルギーそのものだ。
そんな子どもたちの
やる気元気本気に触れていると、
こちらも内側から、活力が湧いてくる。
考えてみれば、数ある仕事の中で、
教員の仕事ほど「ありがとうございます」と言ってもらえる職業はないのではないだろうか?
それだけで、やりがいを感じる。

教員=ブラック、
というレッテル張りによる固定化は絶対やめた方がいい。
世の中には、教員を最高の職種としてイキイキ過ごしている人も
たくさんいるはずだ。

そんなイキイキと教員生活を過ごすうえでの
マインドセットをこれからの記事で書いていきたいと思う

興味があれば、この先も読んでほしい。
教員の仕事は最高だ。

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