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【真面目に考えた】性欲について

元読書好きの枝瀬です。

※今回の記事は、
 ほんのりセンシティブな表現を
 含みますのでお気をつけください。

長男が中3の受験生です。

3年前だったかな?

ある夜、
息子が見るからに、
あやしい表情をしながら、

「ねえ、パパ、『こうび』って
 英語でなんて言うか知ってる?

と聴いてきました。

僕は仕事終わりの晩酌に
心地よさを感じながら、

お、ついに息子も
そんな話をするようになったか。
月日が経つのは早いなあ~。

よきよき・・・
と喜びつつ

えー、なんだろ?わかんないや

とぼけました。

そしたら、
息子、さらに含み笑いを強くして

「へへへ、シックスっていうんだぜ」
(せいいっぱい、いやらしい言い方)

・・・・・・
・・・・・・・・

「それは・・・・
 おまえ・・『6』だぞ」

心底、
息子のアホさ加減に笑いましたね。


限りなく透明に近いブルー

古い記事になるのですが、
お気に入りのエピソードを
紹介させてください。

この内容、
昔は生徒にも
話していました。

進路を真剣に考える時期に
よく話したんですよ。
笑ってくれました。

今はもう話せないだろうな。

不快に感じる子が一人でもいたら
公の立場の人間は、
公の場で話せません。

もちろん
子どもを不快にさせるのは
本意でないので、
もう話さないつもりでしたが、

枝瀬の記事なら読んでやろうと
思ってくださる読者の方々には、
話したいので(ややこしい 笑)
改めて書いてみようと思います。

ちょっとエッチだけど

僕が、国語教師になった
きっかけのお話です。

というのも
高校時代の僕は
もともと数学が得意で、

将来は理系の大学を
志望していました。

ところが、
高2の冬のある日、

大好きだった数学の先生が、
推薦してくれた小説を読んで、
人生が変わったんです。

先生はこう言いました。

「村上龍という作家、知ってるか?
 おもしろいぞ。特に彼のデビュー作。
 『限りなく透明に近いブルー』
 あれは良かった。
 みんなも読んでみるといいぞ。
 ちょっとエッチだけど

僕は先生のセリフの後半

「ちょっとエッチだけど」

この一点のみに興味をもって、
ブックオフへ走ったんですね。

ちょっとじゃなくて、
かなりエッチでした(笑)

いや、エッチというのかな?

純情で素朴な高校生にとって
刺激が強かったのは間違いない。

何よりも
村上龍という作家の

感性の豊かさ、
彼が描写する色彩や情感、
社会的に無力な若者のやり場のないエネルギー、

いろいろなものが
当時高校生の僕の心の琴線に
ド直球で響きまして、

「言葉ひとつで、こんな世界を描ける文学て
 おもしろいかも!」

そう思ったのが
理系から文転する
大きなきっかけになりました。

すでに数学Ⅲを履修していましたから、
高3のときは理系クラスに在籍しながら
ずっと文系科目を内職する羽目になりましたが、

僕が、
高校で国語教師を15年間も務めたのは
間違いなく

「ちょっとエッチかも」

おかげなんです!!

それから
村上龍作品は
ほぼ全て読んだんじゃないかな?

インフルエンザで
学校を公欠したとき、

病院の待合室に
肌身離さず持っていった本は
これです。

バブル絶頂期の日本の風俗産業は
SMプレイがお好きだったようで・・。

まあ、
いろんなプレイが文学されています。
よければ是非(笑)

好きだったなあ(遠い目)。

でも、
不思議なんですけどね、
今、読み直しても、
そこまで・・・なんです。

村上龍は依然として好きだし、
エッセイや
TV番組『カンブリア宮殿』はたまに見るけど、
『トパーズ』には惹かれなくなってしまった。

それこそ
高校生の一時期に
ドはまりして
急激に冷めたんです。

性欲そのものですよね。

性欲がなくなるお年頃

いつだったかな。

TV番組で
糸井重里とタモリがおしゃべりしていて
(たぶん『ヨルタモリ』)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
性欲がなくなってからが楽しい。
性欲がなくなって、
はじめてモノやコトが見えるようになった。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

そんな話で
2人が盛り上がるシーンがありました。
(うる覚えです、ごめんなさい)

へ~、そんなもんか・・
と感心しましたね。

そういう境地、
興味ありますな。
(老いてなお性欲ぎらぎらなのも興味はある)

ちなみに
僕は現在アラフォー。
性欲ありますよ、そりゃ。

でも、これ
すっっっっっっっっっごく、
おもしろいのが

自分が
性欲を抱く対象を
よくよーーく考えると
気づくことがある。

考えることは、
性欲を鎮めるためでもあるのだけど(苦笑)、

即物的な性欲よりも、
一段階深い、
精神的な領域に踏み込んで、

抽象的な
なんだかよくわからないイメージ世界で
捉えなおした時、

性欲の対象って、

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
(今の自分が)
つながりたい異性(=異なる性質)
そのものであり、

その異性と結合すると、
なにか新しい何かが創造される
予感のするもの

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

なんですよね。

当然、
これは「男」とか「女」とか
そういう具体物のレベルではなく、

僕は、
全然、
男性に対しても
色気を感じ、
フェロモンに酔わされることありますよ。

あ~、
この人に今、
性欲感じているなあ、
って思うのなら

それは、
その対象に何か自分にはない要素
無意識にかぎとって

それと合体して
一つになりたがっているんです。

性欲は怖いですよ。
破壊衝動を伴う時もありますから、
まさに生きるか死ぬか。

でも、
上手に、
「こと」が成就されたなら

これほどHAPPYなことはなく、

きっと新しい「もの」が
生み出されるんでしょうね。

ちなみに
目下、僕の性欲の対象は

ドコドコドコドコ・・・・ジャーン!

コニシ木の子さんです!!

#なんのはなしですか

最後まで読んでくださり、
本当にありがとうございました。


#66日ライラン  参加22日目。

【追記1】「だい(枝瀬泰)@元高校教師」と同一人物です。

原則、平日(月・水・金)3回で教育系の発信をしています。

【追記2】
共同運営マガジンはじめました。
ぜひご参加ください!

【追記3】
ついでにkindle本出版してます!
こちらも是非、お読みいただけたら嬉しいです。


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