立憲民主党 性交同意年齢の引き上げ議論と本多議員の処分問題を考えるためのリンク集
はじめに
立憲民主党がこれから予定されている刑法性犯罪規定の改正にむけて、性交同意年齢の引き上げを提案し、本多議員の「暴言」を摘発し、現在倫理委員会の判断待ちとなっています。しかし、倫理委員会に先立って公開された本多議員の言動に関する報告書はありていにいっても酷いものであり、7/25日現在そもそもの「暴言」の存在まで疑われる状況にあります。私はこの問題にそれほど造詣が深いわけでもなく、この問題をこのように扱えばいいのかという確信はもっていないのですが、調べていくうちに、深い情念とねじれた歴史、そして政治的な様々な裏の思惑もあることはわかってきました。立憲民主党のこれから、性行為規制についてのこれからをよりよくするためにはできるだけ多くの人がこの状況の背景を共有すべきと考え、簡単な時系列説明とリンク集を作成して公開いたします。なお、これがnoteデビューですので不慣れなところがあると思いますが、多少はご容赦ください。初稿は2021/7/26ですが、少しずつアップデートしていきます。 現在8/15 日版
#立憲民主党 #本多平直 #フェミニスト #刑法改正 #民主主義
時間的経緯
前史(2020まで)
昭和x年代 複数回 刑法において性交同意年齢の14歳への引き上げが提案されるが実現せず。
2017 6月 刑法性犯罪改正 強制性交等罪 (厳罰化) 三年後をめどに見直す条項あり
2017 ? 被害者団体の意見 公訴時効の延長 暴行脅迫要件の緩和 性交同意年齢の16歳への引き上げ 地位関係性を利用した性犯罪規定の創設 (SPRING)
2020 7月 山花議員の性犯罪に関する刑事法改正への検討が私的に発表される。( https://yamahanaikuo.com/seihanzai-note/)
2021年
3月 ジェンダー平等推進本部主導で法務部会のもとに「性犯罪刑法改正検討ワーキングチーム(WT)」(座長・寺田学衆院議員、事務局長・池田真紀衆院議員)が設置される。
4月12日 法務省:性犯罪に関する刑事法検討会において「性犯罪に関する刑事法検討会」 取りまとめ報告書(案)が公開される。
5月10日 WTの会合、阪大大学院法学研究科の島岡まな教授(刑法)を招待時、本多議員より「50代の私と14歳の子とが恋愛したうえでの同意があった場合に罰せられるのはおかしい」と発言する(発言の正確さには問題あり)
5月21日 法務省:性犯罪に関する刑事法検討会において 性犯罪に関する刑事法検討会」 取りまとめ報告書が公開される
6月3日 寺田議員が独自にまとめたWT中間報告案が立憲議員に一斉送信される。
6月4日 産経新聞 <独自>「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」立民議員が主張 とスクープ
6月7日 「性犯罪刑法改正検討ワーキングチーム(WT)」が中間報告了承見送り この中間報告案が産経新聞に伝わっていたと思われるが、現状非公開。
6月7日 産経新聞、朝日新聞が続報 上記を本多議員と特定
6月9日 立憲民主党 「本多議員の「例えば50歳近くの自分が14歳の子と性交したら、たとえ同意があっても捕まることになる。それはおかしい」と発言した問題をめぐり、外部有識者でつくるハラスメント防止対策委員会で調査する」ことを発表
6月10日 立憲民主党「性犯罪刑法改正について」という性交同意年齢を16歳に引き上げる提言を了承
6月x日 本多議員を厳重注意処分
6月24日 立憲民主党法務部会が性犯罪刑法改正について、法務大臣へ要請
7月9日 財界さっぽろ「不適切発言の渦中にいた衆議院比例北海道ブロック選出の本多平直氏(道4区)が、近々、所属する立憲民主党を離党することになった。」と報道
7月9日 YANAMiさん 「本多平直議員を離党に追い込んだことに対して立憲民主党に抗議します。」を発表
7月13日 本多議員に関する調査報告書を公表するとともに立憲民主党執行役員会、常任幹事会が、本多議員の1年間の党員資格停止の処分について倫理委員会に諮問することを承認
7月15日 立憲民主党が調査報告書を公表
7月15日 尾辻議員が党員資格指定処分に反対表明
7月16日 当該WTに参加経験にある岡本議員が尾辻議員に賛成を表明。連続tweetで状況説明
7月16日 井戸まさえさん(立憲民主党東京四区総支部長)が 報告書への疑念について連続tweet
7月18日 馬の眼 ishtaristさんが「立憲民主党は立憲主義と民主主義を放棄するのか、あるいは本多議員をめぐる報告書の致命的欠陥について」と題した論考を発表
7月19日 三春充希(はる) ⭐みらい選挙プロジェクトさんが「これは政治的事件である――立憲民主党の本多議員をめぐる調査報告書の問題について」と題した論考を発表
7月19日 刑事法研究者野村健太郎氏が連続tweetで見解を表明「外部の有識者による調査によって透明性を担保しようという党の姿勢は評価できるとしても、調査主体としての適格のない者による調査では、党への信頼も揺らぎかねないように思います。」
7月23日 本多議員が倫理委員会に対する意見書を連続tweetで公表
7/26 産経新聞 寺田議員の意見書(非公開)の内容を報道
7/27 福山幹事長 本多議員の離党を発表
7/27 本多議員 離党会見
7/30 島岡まな氏 朝日新聞「耕論」にて【「疑わしきは被告人の利益に」は「18世紀のもの」「性犯罪被害者の人権が置き去りにされていることを自覚してほしい」「冤罪防止策を徹底した上で、被害者保護に万全を期すのが本来の姿」と発言、論争を引き起こす。
メディアの報道
産経新聞 (基本今回の震源)
6月4日 <独自>「50歳が14歳と同意性交で捕まるのはおかしい」立民議員が主張
6月7日 立民・本多氏が認める 性交同意年齢めぐる「50歳が14歳と」発言
7月26日 立民・本多氏「12歳と21歳だってないとはいえない」 WT寺田座長が意見書
朝日新聞(本多議員に厳しめ)
6月7日「14歳と同意性交、捕まるのはおかしい」立憲議員発言
https://www.asahi.com/articles/ASP676TZPP67UTFK010.html?iref=pc_ss_date_article
6月22日 「本多議員1人の話ではない」 フラワーデモが申し入れ
7月13日 立憲・枝野代表「信頼損ねた」 本多氏を衆院選公認せず
読売新聞(当初はやや中立的に引いた報道)
6月7日 立民議員「14歳の子と性交したら同意があっても捕まることになり、おかしい」…発言を撤回
7月13日 性交同意年齢巡る不適切発言、立民・本多衆院議員を党員資格停止1年の処分へ
7月27日「14歳の子と性交したら」発言の本多平直・衆院議員、議員辞職を表明
北海道新聞 (前のめりに本多議員を非難している)
6月8日 立憲・本多氏「認識不足で不快な思いさせた」 性交同意発言で謝罪
7月11日 立憲、本多氏の党員資格停止処分へ 不適切発言で
7月14日 4区、後任候補に6人浮上 立憲・本多議員の公認内定取り消し方針 処分後の処遇不透明で地元組織動けず
7月23日 不適切発言 改めて謝罪 本多氏、議員辞職は否定
7月24日 社説 本多氏処分へ 性被害を防ぐ意識欠く
ざいかいさっぽろ(北海道新聞と関連??)
立憲民主党
組織等
立憲民主党北海道総支部連合会
立憲民主党役員一覧
立憲民主党 政務調査会役員
ジェンダー平等本部 政務調査会内の法務部会、 に注目
規約
HP公式発表
3月22日 性暴力被害の実態に即した刑法改正に向け検討進める ジェンダー平等推進本部 (WTを法務部会下に結成)
5月21日 「性犯罪に関する刑事法検討会」取りまとめ報告書の公表にあたり(コメント)
6月9日 党の第三者機関 ハラスメント委員会に諮問することを発表
6月17日(10日)【政策】「性犯罪刑法改正について」を了承
6月24日 【法務部会】性犯罪刑法改正について、法務大臣へ要請
7月13日 誠心誠意、実現をしていきたい」ハラスメント防止対策委員会「調査報告書」を受けて、福山幹事長
7月15日 7月13日常任委員会資料として報告会資料を公表
WTの中間報告書案がどこでみられるのは不明です(おそらく案なので外にでてないのだとおもいますが・・・)
8月10日 ジェンダー平等の推進などに関する改革案を発表
本多処分前のその他
2020 7月 山花議員 性犯罪に関する刑事法改正について。(2020 7/21)
私的論考だが、立憲民主党側の公表されている文書では一番詳細なため、重要文書
2019年 6月 立憲民主党 意見書 性犯罪刑事法の見直しについて
現在のWTとかなり異なる提言。
立憲関係者の本多処分への反応
(サーベイが現状報告書公表後をみているために本多議員養護よりになっています。)
尾辻かな子議員
7月16日 当初党籍処分に抗議するtweetをするも後に消去
https://twitter.com/otsujikanako/status/1415586157153308672
7月27日発言
井戸まさえ東京第四区総支部長
(元・自称枝野チルドレン)7・16日tweet
岡本あき子議員
7 月16日tweet
寺田学議員
6月1日性被害・性犯罪を自分ごととして考える 刑法改正に向けて
暴言部分引用「刑法学者が考えると、どうしても被害実態から離れた、無機質な、体温の感じられないルールになる傾向があります。なので、被害実態、被害者の声をどうやって法体系に落とし込むかという順番でやらないといけません。難しい話は専門家に任せて、われわれは何を大事にするべきかという取捨選択、政治的な判断をする。それが政治の責任だと思います。」
7/25 本多意見書後に提出された寺田意見書(リークにより非公式公開のようなので、アップローダ上にアップしなおしました)
本多元議員(7/28 議員辞職)
7月13日 倫理委員会の審査をうけることを報告
https://twitter.com/pontapiranao/status/1414887578981994497
7月23日 倫理委員会に対する意見書を公開
https://twitter.com/pontapiranao/status/1418485232219557891
意見書PDF
7/27日 離党会見
福山幹事長
7月27日会見
枝野代表
7月29日会見
フェミニスト陣営
刑法改正市民プロジェクト
https://twitter.com/change_criminal?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
12団体から構成される刑法改正市民プロジェクト。所属団体は一般社団法人Colabo、一般社団法人Spring、NPO法人しあわせなみだ、NPO法人スクール・セクシュアル・ハラスメント防止関東ネットワーク、NPO法人性暴力救援センター・大阪SACHICO、NPO法人性暴力救援センター・東京SARC東京、性暴力禁止法をつくろうネットワーク、NPO法人全国女性シェルターネット、NPO法人PAPS、認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ、NPO法人BONDプロジェクト、NPO法人人身取引被害者サポートセンターライトハウスです、
ヒューマンライツナウ
2019 11月 刑法性犯罪規定改正試案を公表
これはよく練られていると思います。ただし現在の情勢と異なる可能性あり
一般社団法人SPRING
ホームページ
2017刑法改正後の評価書
全国学校ハラスメント被害者連絡会
フラワーデモ
HP
フラワーデモは、2019年4月に始まった、花を身につけて性暴力に抗議する社会運動を行っている組織。 代表者は北原みのり。 ただし、組織としての統一性がどの程度あるかは不明(筆者記)
その他個人
島岡まな
Mana SHIMAOKA @manna2010able 大阪大学教授
本多氏が暴言を吐いたといわれる会合時のゲスト 本多氏を糾弾するときの言い方が一貫してないとの批判がある(ただし意図があるかは不明)
twitter 6月8日 WTの座長に働きかけ、隠蔽を阻止できて良かったです‼️
6月16日 ポリタスTV「50代が14歳と性交」立憲本多議員の発言が物議を呼んだ性交同意年齢の刑法改正議論 法務省の検討会での議論と問題の発言|ゲスト:島岡まなさん (タイトルに反し、有用な資料が多数提示されている)
7月14日 外部委員であることを告白
7月31日 朝日新聞
反応:together 【性交同意年齢】島岡まな氏「疑わしきは被告人の利益に」は「18世紀のもの」「性犯罪被害者の人権が置き去りにされていることを自覚してほしい」「冤罪防止策を徹底した上で、被害者保護に万全を期すのが本来の姿」
8/8 さらに論争…
2020年7月 フランス刑法における性犯罪処罰の基本的考え方
(性犯罪に関する刑事法検討会 第3回会議)
過去の発表論文
2008 「ジェンダーとフランス刑事法」
全体的な日本とフランスの性犯罪の法制度の比較 ここでは同意年齢の言及はない
2014 「特集 性犯罪の類型と処罰をめぐる諸問題
フランス刑法における性犯罪の類型と処罰について」
ここで同意年齢への言及が登場 日本刑法学会関西部会の2013年共同研究の成果であるらしい
2017 性犯罪の保護法益及び刑法改正骨子への批判的考察
恐らく島岡氏の同意引き上げへの態度を表明した重要文献 以下引用
「一般に日本人より未成年者の成熟度が早いと考えられる欧米諸外国における 性交同意年齢は15~16歳が通常であり、一定の場合には18歳まで保護が拡 大されている(文献49)。日本でもいわゆる児童福祉法、青少年保護育成条例等で18歳未満の未成年者が性的行為から保護されていることを理由に、刑法の性交同意年齢引き上げに消極的な意見もあるが、特に条例の刑罰の上限は2年以下の歳未満の未成年者が性的行為から保護されていることを理由に、刑法の性交同意年齢引き上げに消極的な意見もあるが、特に条例の刑罰の上限は2年以下(文献47)の懲役であり、地方自治体によって対応にばらつきがある等の問題もある。欧米諸外国では、未成年者に対する性犯罪は、成人被害者に対するそれより重いと考えられており、日本の条例による対応とは逆なのである。その理由は、好み の問題ではなく、女子差別撤廃条約やイスタンブール条約50)のような国際法に根拠がある。
2014年7月の国連自由権規約委員会からの性交同意年齢引き上げ勧告に続 き、冒頭のように 2016年3月のCEDAWの最終見解も性交同意年齢が13歳 のままであることに懸念を表明しており、これを放置することは、女性及び子 どもに対する人権侵害であるという国際的な批判の対象であることを、関係者 は真剣に考慮すべきであろう。」
北原みのり
フラワーデモ代表 本多氏妻の西村智恵美氏がフラワーデモに言及しているために、今回の本多氏追放の動きの裏にいると一部から推測されている
7 月16日 フラワーデモが求めたものは、本多議員一人の責任を追求することではありません。
chocolat.
@chocolat_psyder 立憲支持側のアルファツイッターのなかで本多氏を非難しつづけている代表格
ジャーナリズム・実名者による解説記事
(主に事件前です)
2017 8月 西山理緒
刑法の性犯罪規定はなぜ110年ぶりに抜本改正されたのか —— 「運動のスタートアップ」に学ぶ
3月6日 生田綾
なぜ、性犯罪の刑法改正が必要なの? いま知ってほしいこと、わかりやすく解説
6月10日 伊藤和子
「50歳が14歳に性交」擁護発言・なぜまかり通るのか?今こそ政治の責任を問いたい。
小川たまか
6月18日 性交同意年齢の議論、リベラルとフェミニストが対立する理由
7月25日
野村健太郎
7月19日 刑事法研究者野村健太郎氏が連続tweet
望月衣塑子
@ISOKO_MOCHIZUKI 東京新聞名物記者
南彰
7月19日 南彰(朝日新聞記者) 政治家から飛び出る性暴力への偏見 放置か厳罰か、問われる責任
安積明子
7月28日 「50代の私が14歳の子と」発言の顛末~立憲・本多氏が離党
ネット人格によるまとまった論考(報告書以後)
HNで主にネット上で活動している方々の論考です。
三春充希
7月19日 これは政治的事件である――立憲民主党の本多議員をめぐる調査報告書の問題について
YANAMi
7月9日 本多平直議員を離党に追い込んだことに対して立憲民主党に抗議します
YANAMiさんは報告書公開前からの擁護です
Artanejp
東京五輪が強行されワクチン流通もグダグダになり人も社会もボロボロになる中で、本多平直議員についての騒動で立憲民主党を乗っ取りにかかる人たちを見て、憤り疲れが悪化する夏に、考えてみる。 7/18
肩の痛みと世の中の転落に心を病みすぎたのか・うつ状態に陥ったのからなんとか立ち直ろうとしつつ、性交同意年齢引き上げを巡る議論の不健全さなどについて考えてみる。(6/13 有料化予定)
馬の眼 ishtarist
7月18日 立憲民主党は立憲主義と民主主義を放棄するのか、あるいは本多議員をめぐる報告書の致命的欠陥について
毛ば部とる子
立憲民主党、本多平直発言問題「調査報告書」にツッコむ
helixmakimaki
7月26日 本多平直が晒されている不当なデマと侮辱について。特に地元メディアに不確実な報道がなされることによる地元での影響について
7月27日 拝啓、立憲民主党様。「国民舐めんな」の言葉と真心を今君たちに。
公的・準公的情報
性的同意年齢 (wikipedia)
日本の13歳は低いが、16歳は世界平均より高いことには注意。なお山花論考との照合は必要だと思われる(筆者記)
法務省・性犯罪に関する刑事法検討会
いわゆる審議会 このような審議会が政府の意思決定の前に複数回行われて、その内容、報告書が公開されていることを意識していなかったむきはよく知るべき
今回関連があり、重要なのは以下の1-3回と最終回前
2020年6月 第一回 (他国の制度記述を含む配布資料が充実)
2020年6月 第2回 (立憲民主党を含む各党の意見書が添付されている)
2020年7月 第三回 島岡まな氏を含む積極的なヒアリングが行われている
あとは2021年のとりまとめ寸前
4月12日 第15回
http://www.moj.go.jp/keiji1/keiji12_00175.html
5月21日 第16回
http://www.moj.go.jp/keiji1/keiji12_00179.html
とりまとめ報告書あり
性犯罪裁判関係
フラワーデモのきっかけとなったのは2019 年3月になされた4つの性犯罪への無罪判決。 ただし、現在上告の結果有罪になっているものもいくつかある。
3月12日 福岡地裁久留米支部
2017年2月5日福岡市博多区の会社役員の44歳男性が、福岡市の飲食店でのサークルと称した飲み会で、当時22歳の女性が飲酒で深酔いして抵抗できない状況にある中、性的暴行をした、として準強姦罪(法改正後の準強制性交等罪)で起訴。求刑・懲役4年。
女性が抵抗できる状態でなかった抗拒不能状態としながらも、「女性が許容していると被告が誤信してしまうような状況にあった」と誤信したので、男性の故意が認められないとして無罪。
高裁で逆転有罪。最高裁へ上告され係争中。
3月19日 静岡地裁浜松支部
コンビニ帰りの女性が外国人男性から口腔性交を強要された強制性交等致死傷事件。
加害男性からみて「明らかにそれと分かる形での抵抗はなかった」として、裁判員裁判で無罪。
3月26日 名古屋地裁岡崎支部
娘が中学2年生のときから性虐待をしていた実父の準強姦事件。
娘への性的暴行を認めながらも、「抵抗しようと思えばできた」として無罪。
高裁で逆転有罪。最高裁へ上告され係争中。
3月28日 静岡地裁
当時12歳の娘への実父が性虐待を行った疑いのある強制性交等罪事件。
家が狭く「同室の家族が気づかないのは不自然」だから、信ぴょう性がないとして無罪。
家から押収された児童ポルノ所持罪で、父親には罰金10万円。控訴され係争中。
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