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ホットレモンはホットレモン

 今日の午前中、髪の毛を切りに出かけた。
 今週NHKの朝イチで、近江アナがばっさりとショートヘアにイメチェンしていたのがやや話題になっていたが、今の私の髪の毛もそんな感じである。

 ところで今朝、私はオニオンスープを飲んだ。それもニンニク入りの。近頃涼しい気候が続いている。暖かいスープが飲みたい季節に差し掛かっているのだから、当然の朝食だと思う。しかし、ヘアサロンへ出かける直前のことである。常連のヘアサロンとはいえ、いつも切っていただいている美容師さんとはいえ、おしゃべりをしていてオニオン(+ニンニク)の香りがあのヘアサロン独特の空間に広がってしまうのは気が引けるではないか。
 このことに気づいたのは家を出て50メートルほど歩いてからだった。急遽、お口直しをしなければ、なにかを買わなければと思い、ちょうど目の前に迫る自動販売機を発見した。そしてなにを思ったか、私は白桃いろはすをガシャンコした。
 果たして、その、透明のさっぱりとした飲み物で、玉ねぎとニンニクの香りを白桃に染められただろうか。美容師さんにきいてみないことにはわからない。

 さて、帰宅後、500mlもの白桃いろはすを飲み干すには、世の中は涼しすぎる。そこで私は白桃いろはすをあたためてみた。「ホットピーチ」なんて売り物をみたことはないが、世の中には「ホットレモン」というものがある。「ホットピーチ」もいけるだろうということで、さっそくレンジでチンしてみた。
 おいしくないこともなかった。ピーチのまろやかさは半減したものの、酸味が増し、ほのかな甘さとともに口内のいたるところを刺激してくれる。そう、ホットレモンを彷彿させるような、そういう潤いが感じられた。

あれ、、

 なるほど、結局ホットレモンなのだ。
 真冬の下校途中、吹き曝しの駅のホームでかじかむ手をなでなでしながら飲むホットレモンほど最高の治癒力を誇るものがあるだろうか。否。そうか、こうしてホットレモンは商品化され、その地位を獲得したのだ。ホットピーチでもホットアップルでもなく、「ホットレモン」なのだ。

 酸味は温度で変わるということなのかな。きちんと調べていないけど、ホットレモン以外のホットなフルーツの飲み物って実は他にあってりして。
 今度誰かにきいてみよう。

 そういえばヘアサロンの口臭の件、どうせマスクをしていたのだから、あまり関係なかったな。

以上。

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