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花を飾れば、そこに水や風が通る

こんばんわ、Edaです。

大学時代、華道を少しだけかじっていて、そこで先生から聞いた忘れられない言葉がある。

それは

「花を飾れば、そこに水や風が通るんです」

という言葉。

なんて素敵な響きだろうと、今でも思うし、

私が家で花を飾ると毎回思い出す言葉でもある。


先生からその言葉を聞いたときの私の環境は、

大学生の一人暮らしらしく、古い木造アパート。


実家で感じていた川のせせらぎや、静けさは失い、

狭い中、一人だけの空間で、川も森も近くにはない、そんな家でした。


田舎への恋しさが強くなった頃にこの言葉を聞いて、部屋に花を飾りたくなった。

一人暮らしにふさわしい、ちょこんとかわいらしい一輪挿し。


花を飾っておけば、こんな家でも風と水が通ってくれる。

そんな想いを胸に秘めて。



好きな絵画のポスターカードと並べたり、夕日や朝日の中の花を眺めたりすると、スマホを見る時間には得られないゆとりさが感じられる。

昨日までは桜を飾ってた。

全ての花が枯れ、緑の葉が萎れるまでお世話した。


どんな花であっても朝、水を替えることはほんの少し面倒くさい。


でも、こうやって花のお世話をすると、

「ああ、この部屋にはいま、風と水が通っている」

と安心できる。


そういえば、私の小さい頃の夢はお花屋さんだったなぁ



ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

ではまた

Eda

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