1年ぶり。
noteの存在すら忘れてしまうくらい、目まぐるしい1年だった。
始まりは、2022年3月中旬頃。
息子の保育園が2次募集で決まった。
1次募集で全て保育園に落ちた時点で退職するつもりだったため、すぐには復職する気持ちになれなかった。
しかし、役所から2.3日で返事が欲しいと急かされ、思い切って息子を保育園に入れてみることにした。4年間の育休生活に終止符を打ち、職場復帰してみようと。
しんどくなったらすぐに辞めれば良い。
やってみないと分からない。
頭で考えていても、何がどう大変になるのか全く想像できない。
とりあえず挑戦してみよう。
娘が産まれてから引越しをしていて、前の職場に通うことは難しかったため、
時短でも受け入れてくれる復職先を早急に探してもらい、最寄駅から3駅先の保育園で保育士として復帰することになった。
すでに幼稚園入園が決まっていた娘はどうしよう。幼稚園の開門時間に合わせて出勤していたら遅刻してしまう。送りは夫に頼むしかない。時間的に幼稚園の降園時間には間に合わないため、毎日延長保育にするしかない。
なんだかドタバタで始まった、
娘の幼稚園入園と息子の保育園入園。
最初の数ヶ月は、新しい環境で不慣れなことも多く精神的なストレスはあったが、母ではない時間が持てたことが何より嬉しかった。
それに、家族以外の誰かの役に立っているということも誇らしく思えた。
この生活にもすっかり慣れてきた秋頃からは、だんだんと体力面での疲労が出てきた。
朝は、子どもたちを起こして、娘のお弁当を作り、洗濯機をまわし、化粧をして、バスの時間に間に合うように出発する。
「あーもう!時間がない!なんで私ばっかりこんなにやることが多いの!」と叫びながら、家中走りまわるのが朝の恒例行事になっていた。
我が子を毎日公園や児童館に連れて行く日々から脱出したいと、気分転換のつもりで始めた仕事がどんどん負担に感じるようになった。
他人の子の面倒を見るより、我が子の面倒を見たい。6人乗りのバギーを押して公園に連れて行くより、息子1人を公園に連れて行きたい。そんなことを考えるようになった。
復職して1年。
短い共働き生活に終止符を打ち、専業主婦に戻ることにした。
子どもたちには、申し訳ない気持ちもある。
娘には、みんなと同じ時間にお迎えに行けなかったことや、夏休みも冬休みもたくさん幼稚園に通わせてしまったこと。
息子には、急に決まった保育園に大号泣させながら通わせ、今はせっかく慣れて楽しく通っていたのに急に退園してしまうこと。
可哀想なことをしたな。
でも、親子共に良いこともたくさんあった。
娘は、毎日延長保育に行っていたおかげで異年齢の友だちがたくさんできたし、延長の時間にしかできない遊びをたくさん覚えてきた。
内弁慶で人見知りだった息子がたくさん喋るようになったのは保育園のおかげだし、家族以外に気を許せる人がたくさんできた。
私も社会復帰できて1人時間を持てたし、夫は毎朝子どもたちを送ることで、父と子だけの時間を作ることができた。
だから、ごめんねじゃなくて、
ありがとうをいっぱい伝えよう。
4月からはまた新しい生活スタイルになる。
忙しかった1年の疲れを癒しながら、のんびり過ごしてみようかな。
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