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食べ残しがヤバい!?データでみる食品ロスの恐怖
今回は食品ロスについての話です。
みなさんは子どもの頃から食べ物は粗末にするなと教わってきたと思います。では、その教えは実践されていますか?そして日本以外の国ではどうなのでしょう?
現在、世界では毎日とんでもない量の食品が廃棄されています。以下が国連食糧農業機関(FAO)のデータになります。
全世界で毎年廃棄される食品の種類別割合
根菜、果物、野菜 40〜50%
魚 35%
穀物 30%
油糧種子(大豆や菜種)、肉、乳製品 20%
つまり、全世界で生産・採取された食料の3分の1程度が廃棄されていることになります。とんでもないですね、、
食料を廃棄する理由はたくさんありますが、貧しい国で特に多いのが「保存場所と手段がない」というものです。冷蔵庫や倉庫がないので保存が効かないし、移動にも時間がかかるので消費者に届く前に腐ってしまうのです。
いっぽう、先進国では過剰生産が主な理由になります。日本に住んでいればなんとなく想像できますよね。
ちなみに食品ロスが最も多い国はアメリカです。カナダ人科学者のバーツラフ・シュミルさんによれば、毎日アメリカの食料の約40%が廃棄されており、なんとこの量は2億人以上に十分な栄養を供給できるのだそうです。
フードロスは食料が無駄になるだけでなく、労働力やエネルギーの無駄にもなります。農業や畜産業の負担が大きくなれば環境破壊にも繋がります(農薬や家畜が排出する二酸化炭素など)。
それに、全世界が排出している温室効果ガスの10%が廃棄されてしまう食料の生産過程で排出されています。
食品ロスは地球環境にとって深刻で重要な問題です。そして一人ひとりが積極的に行動するべき問題でもあります。食べ残しをしないことや消費期限の確認は私たちでも簡単にできるし、節約にもなるので、地球のためにも自分たちの財布のためにもがんばりましょう!
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