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100年越しのプロジェクトに乗っている(定点観察①)

これは面白そうだ、興味深い、と思ったら乗ってみる。
キャリアコンサルタントになるまでに、4つの組織と3つの課外活動で多様な経験をさせてもらったおかげで、ちょっとした事務仕事からライティング、ディレクション、広報といった新しいことを企てるのに必要なことは大概やったことがあるので、お役に立ちそうなところで関わります!と言う。

最近は100年くらい経ってみないとどうなっているか、わからないようなプロジェクトに参加している。
「ほいくえんの園庭を森にする」というプロジェクト。

しかも、ただ「うちの保育園に森があったら素敵やん」という話ではない。
発起人の方はこのプロジェクトをきっかけに、あちこちの保育園に森をつくりたいという野望も持っておられるところに、わたしは乗った。
もちろん、今回プロジェクトの対象としている保育園だけでも森になれば、素敵だろう。
しかし、地面は「地球」として続いている。

木とまつぼっくり

なぜ、保育園に森があると良いのか。
この方の経営する園では、すでに定期的に近隣の森へ出かけている。
森のなかで過ごす子ども達と自然との出会いをずっと見てきたからこそ、の確信を持って語るお話は興味深い。

子ども達が森、まち、水(河川や海)、そこに住む生き物、人とそれぞれの生きるフィールドを往来して出会うこと。
保育園をまちに開き、森をきっかけとした関係人口を増やすことでどんな化学反応が起こるのか。

聴けば聞くほど、これまでに聴いたことのある地域連携や教育の話とはひと味違っていて、興味深い。

ここまで壮大な話を考えている方は、なかなかいないかもしれない。
しかし、きっとどこかにいるのではないかとも思う。
それは、すでにこのプロジェクト自体に関わる人達を見ていて少しずつ見ている景色は異なるかもしれないけれど、森を通して実現するかもしれない未来は共通しているところがたくさんありそうだから。

小さく始まるこの社会実験を知ってもらうことはもちろん、仲間と出会い、増えることも期待している。
広がることできっと大きな波ができるのではないかと思う。

まずは、森にしようとしているその場所でトークライブが開催されるので、その場所がどんな所なのかを見ながら、この野望の主の話を直接聴いてみてください。

現地に行けないよ、という方。
配信も考えていますので、少しお待ちください。

乗っかったプロジェクトがこれからどうなっていくのか。
定点観察のように、また書こうと思います。


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