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垣根を越える

※記事は個人の解釈も含まれており、集団としての共通見解でないものも含まれています。

昨年から始まった井戸端人類学F2キッチンの集まり。
今年も色々やりたいねー!と暗黒舞踏から衣食住と振り幅強めのミーティングでした。

井戸端人類学F2キッチンは今年も色々やります。

この取り組み?集団?コミュニティ?は大学や研究機関でない、人類学や面白そうなことに触れる試みでもあります。

研究者ではない人が「●●学」に触れる機会として、本を読む、セミナーに参加するといった受動的な機会は多くあってもそれ以上の関わりを持つ機会がなかなか持てない。

仕事や生活といった日々のなりわいのなかで、学びに関わることに優先順位を高くすることに何となく及び腰になる。もちろん、生涯学ぶことは大切だしなるべく学び続けていたいとは思うものの、本を読むことやセミナー受講が精いっぱい。それも学びにはなると思うのだけれどさらに身につけることや実践となるとなかなか機会を得られないということもあります。

人類学のようなフィールドワークや探求といった主体的な探求は相当なエネルギーが必要となることは不可能ではない、でもハードルが高い・・・ とわたしは思っています。(ただ不器用なだけ?)

気になる分野にもう少し触れたい、自分でもやってみたい。
もしくはその道に関わる人やその道を通った人の話を聞いてみたい。
そんな時に垣間見える場や少し触れる機会として。

そこでは(その人は)どんな風に捉えて、日々の暮らしの中で活かしているのか。知るきっかけの一つになると良いなと思っています。

文化人類学の場合、カバーしている領域がかなり広いので「それは学問なのか?」とよく分からなくなることもあるけど、でもそのくらいささやかなことにも人の想いや背景が込められているということを感じるのも面白いなと思っています。

ともかく。
学ぶこと、見聞、探求や研究を大学や研究機関に留まらず、やってみたい人がやってみるきっかけとして開いていけたらもっと面白くなるかもしれないから
面白そうなことは色々やってみよう!
大学とか研究とか所属とか関係なくやってみよう!
という集まりです。

経験の多少や立場の上下、出自といったことに囚われずに同じ場と機会の中に共在しながらそれぞれのフィールドに持ち帰れたら面白いのではないか?という試みも含めてやっていきたいと思っています。

これまでのイベントでも主な登壇者以外にもテーマについて何らかのご縁ある方が飛び入りで話すことや問いかけから話題が発展することもありこの化学反応も楽しみです。

それぞれのペースと関わり方で楽しめたらと思います。

サポートはフィールドワークや研究、社会実験の支えとして活用いたします。