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EUもテスラを保護する

ESG投資やガソリン車規制がテスラを守っているように見えます。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64167940U0A920C2I00000/

この記事も、同じ方向性に見えます。

ホンダが欧州で乗用車が出す二酸化炭素(CO2)の排出枠を米電気自動車(EV)大手テスラと融通する枠組みに加わったことが2日分かった。今年から来年にかけて欧州連合(EU)が進める環境規制の強化に対応する。 EUの10月30日時点の資料によれば、ホンダはテスラや欧米大手フィアット・クライスラー・オートモービルズで構成する枠組みに参加した。EUはメーカー同士で排出枠を融通することを容認。EV専業のテスラと組めば余裕が生まれると判断したとみられる。EUは今年からCO2の排出規制を強化し、来年に本格実施する。

EUでガソリン車などを売る場合、それらが二酸化炭素を排出するとみなされ、排出枠を電気自動車などを売ることで稼がないといけないよう。


カリフォルニアでも中国でも行われてきたが、EUも本格導入のようです。


参考 中国における排出枠販売による売却益

第2四半期だけでテスラが中国で4億2800万ドル(1ドル=107円換算で約458億円)のクレジット売却益を計上していることだ。クルマを買ってくれたお客さんからではなく、ほかの自動車メーカーがテスラにお金を払ってくれる。(略)ことし第1四半期は3億3800万ドル、第2四半期は4億2800万ドル、合計で7億6600万ドルをクレジット販売で稼いでいる。邦貨換算で合計約820億円だ。


参考 カリフォルニアにおける排出枠販売(融通)による売却益

カリフォルニア州は、自動車メーカーが州内で自動車を販売する場合、EVなどの排出ガスを出さない無公害車を一定比率以上販売することを義務付けている。基準を達成できないメーカーは、罰金を支払うか、他のメーカーからクレジットと呼ばれる排出枠を購入しなければならない。テスラはこのクレジットを他社に販売し、莫大な利益を上げている。売却益の今年の累計は既に11.8億ドルに及んでおり、2019年の実績の2倍に達している。



テスラは排出枠を販売することで莫大な利益を出している。


この、利益源が今後も増えることになりそうです。


本当は、EUの自動車メーカーに販売させて、排出枠のための費用を外国から取れればいいのだろうけど、EUのメーカーではなく、テスラが一番恩恵を受けているのかもしれないです。


ここまでして、EUは環境保護を求めています。


見事であり、不思議です。



以上です!



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