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戦争を始めてしまった世界で知るべき「地政学」を読む漫画「紛争でしたら八田まで」

長らく不安定だったウクライナ情勢。ここ数日ついに(最悪の方向に)動き出してしまいました。私たちは何ができるのか。具体的な動きはできないかもしれない、でも、何が世界で起こっているのかを「知る」ことはできるはず。悲惨な現実から目を背けるのではなく、何が原因でこうなっているのか。世界は過去どんな動きをしてきて、今後気をつけるべきことは何か。

それを知るためにここ最近ホットワードとしてよく使われるのが「地政学」です。これは世界各国の政治、宗教、文化、歴史、地理、民族、経済、軍事などを複合的に見る学問ですが、そう言われると範囲が広すぎてわかりにくいですよね。そんな時にはそれを題材とした面白い漫画を読むのが一番、と言うのが持論です。

今読むべき漫画ナンバーワンとも言えるのが「紛争でしたら八田まで」。なんとkindleで今なら2巻無料!

漫画内でもロシアとウクライナの情報は多く、特に「ウクライナ編」は現在の情勢の中、無料公開が始まりました。

「地政学」と「知性」を使って世界を飛び回る「地政学リスクコンサルタント」の主人公、八田百合。彼女はその頭脳と、趣味のプロレスで培った武力(…)で次々と問題を解決していきます。その中で現在の世界情勢がとてもわかりやすく書かれており、その国家の抱える問題が読者にもヒリヒリ伝わります。

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見どころは魅力的な主人公、八田さんの「チセイ」ではありますが、楽しみポイントとしては世界各国で健啖家の八田さんが食べまくる民族料理の数々(強めのアルコールや虫食も多いのがポイント)。どんなモノでも美味しそうにバクバク食べる八田さんを見ていると食欲がそそられます…(この辺は「ゴールデンカムイ」に通じるものがあるかも)

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世界を飛び回ったかと思えば日本では地方のレディースの抗争を解決したり、マクロにミクロに八田さんのチセイが光る漫画です。

一気に世界情勢の全てを知ることは難しいかもしれない、でもその足がかりにするはとてもおススメしたい漫画です。実際私も読みながらもっと地政学について勉強したくなりました。

今は何より、自分自身が世の中を知って「どうすべきか考える」ことが大事なんじゃないかなと思います。ミクロな世界しか知らない私も、八田さんのようなチセイを持ちたい!と思わせてくれる作品です。

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