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クロスフィールズ 久米澤さんと葦苅さんの対談を行いました!

こんにちは!

インターン生のあやのとせんなです。


今回は弊社CEOの葦苅さんが、カンボジアへの進出のきっかけとなった”留職”にてお世話になっていたNPO法人クロスフィールズ久米澤さんとの対談です。


「留職プログラム」とは、派遣元企業/団体から新興国のNPOや社会的企業に飛び込み、本業のスキルと経験を活かして、社会課題の解決に挑むプログラムです。
葦苅さんは、2018年12月にこの留職プログラムを活用し、派遣者として2.5ヶ月間カンボジアに滞在し、今の事業の基盤を立ち上げました。
時が経ち、2021年6月より、次は派遣者を受け入れる企業として、損害保険ジャパン株式会社から若手社員を1名受け入れています。


久米澤咲季さんのプロフィール
米国大学院にて国際開発学修士号を取得後、日本の政府系機関でインド ネシアのインフラ開発を担当。2015年NPO法人クロスフィールズに加入。現在は事業統括ディレクターを務める。


―葦苅さんを担当した理由を教えてください


久米澤さん:

元々、留職プログラムは企業向けに展開しています。しかし「学生の方々にも経験してもらいたい」と、学生向けに企画した際に葦苅君が応募したことがきっかけです。


葦苅さん:
少し口を挟むのですが、絶対落ちたと思いました笑
私はコオロギにこだわりを持ちすぎていて、柔軟性がなかったので。


久米澤さん:
確かに、正直派遣先の団体はすぐには頭に浮かばなかったです。
ですが葦苅君のコオロギに対する内に秘めた青い炎のようなものを感じたので
まずは全力で団体を探すことでチャレンジを応援したいと思いました。



―なぜDCAを紹介いただくことになったのですか?
久米澤さん:
いくつか見ていた中で特に反応が良かったり、先方とのニーズが合っていたからですね。また、短期間で探す必要があるなかでちょうど代表と現地で会えたことがDCAを紹介する決め手となりました。

DCAとは....
葦苅さんが留職することになったDCAは「DanChurchAid」というデンマーク発の国際NGOです。DCAは飢餓、貧困、抑圧のない世界を作り出すことをビジョンとしており、カンボジアでは主に農家支援などに取り組んでいます。なお、葦苅が留職した際に、偶然にもコオロギ農家支援のプログラムが始動し、先方も昆虫に詳しい人材を求めていたこともあり、win-winな関係となりました。


―葦苅さんの当時の印象を教えてください

久米澤さん:
現地に馴染む感覚はあるなと感じていたので、あまりその部分では心配していませんでした。
現地では葦苅君と一緒にコオロギ農家を回って、冒険したような感覚を持ったことを覚えています。
葦苅君の当時の心情はどうだった?


葦苅さん:
初めの1週間は「社会課題を五感で感じる」ということをいきなり感じました。そこの衝撃はとても大きかったですね。
あとは外国で生活するのも初めての経験だったので、コミュニーケーションの部分では苦労しました。

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久米澤さんと葦苅さんとDCAメンバー(2018年12月撮影)


―当時を振り返ってどう思いますか?

葦苅さん:
農家さんとの連携が進みつつも、次の成果を出せなかったのは反省点です。
DCAが期待していたコオロギを農家から買い取って、バリューチェーンに付加価値をつけるところまで留職中にできませんでした。


久米澤さん:
この時の不完全燃焼が葦苅くんを次のステップに進ませたのかなと思ったけど、どうだった?


葦苅さん:
留職期間中は何も成し遂げられなかったので、いい意味でまた戻ってこようと思えました。


久米澤さん:
そうですね。
2ヶ月半という短期間だったので、留職は「長い旅の始まりに過ぎない」だろうなと思いました。



―今回エコロギーが留職の受け入れ側になった経緯を教えてください

久米澤さん:
定期的に葦苅くんと交流する中で、エコロギーの成長を感じていました。
そんななか2020年のコロナ禍で留職は海外実施がストップし、派遣先を国内に切り替えました。そこで留職者を受け入れてくれる国内の社会的企業を探していたところ、エコロギーの名前が浮かんだんです。


葦苅さん:
自分がカンボジアでもがき苦しんだ時期を知ってくださっている久米澤さんに、進捗報告することに私は喜びを感じていましたね。そして、受け入れ先としての打診をいただいた時はとても嬉しかったです。


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久米澤さんと葦苅さんの対談の様子



―今後の展望を教えてください。留職時からのたくさんの経験を踏まえて、今後成し遂げたいことや展望を教えて下さい!

葦苅さん:
今回留職プログラムの受け入れ先となりますが、受け入れる社員さんとの1日1日を大切に過ごし、共に成長してきたいです。
また引き続き、コオロギをきっかけとして「社会を作っているんだ」ということを世界に広げていきたいなと思います。


久米澤さん:
今回の対談を通して2年半の間で人ってこんなに成長するんだと改めて感じました。
今後も自分を信じて楽しむことを忘れないで欲しいなと思っています。



ありがとうございました。
カンボジアに行く前の葦苅さんの思いや、久米澤さんとの関係性を知ることができました!
今度は受け入れ側として、クロスフィールズさんと関係を築けることが楽しみです。



今回対談にご協力していただいたクロスフィールズさん、ありがとうございました。
クロスフィールズさんのHPも コチラ から是非チェックしてみてください!



インターン生 あやの・せんな

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