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ゴリラの知恵
ニホンザルは、
・ 母系の格差社会で、メスは群から離れることができない。
・ オスは威張っていても、自分の地位が保てる。
ゴリラは、
・ 強い弱いという体格の差を表面化せず、営む社会は平和で対等社会
・ オスの間で喧嘩になりそうになると、第三者が「やめろ」と仲裁する。
・ 「勝った・負けた」という観念や社会ルールがない。
・ どんなに強いゴリラでも仲裁を聞かないと、みんなを敵に回しメスが集団を出て行ってしまう。
・ ゴリラのオスは、大人になると群からでて一人で生活をする。そこからメスを誘い出して自分の群をつくる。メスがオスを気に入れば群にやってきてくれるし、気に入らなければまた出て行ってしまう。
・ 一人で生活するゴリラは、圧倒的な孤独の中で学んでいく。
【出典】山極寿一(やまぎわじゅいち)前京大総長「ゴリラ学」、プレジデント2021.10.15、pp.18-20
【読後の感想】
霊長類の社会では、社会の平和の鍵は女性なのだろう。
女性が自立して、戦わない男を支持すれば、社会は平和になる。
ヒトの社会も、そのように進化していくのだろう。
【イラスト】https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=2661824
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