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And the livin' is easy

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他のクリエイターさんの記事で感銘を受けた記事。ブルース調。
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#詩

余計なお世話かもしれない

また人を拾った フィクションではなく、実社会で 昨夜、お使いの帰り 徘徊する女性がおり、車道に飛び出しては 猫背の姿勢で遠くを見ている 車を路肩に停めて女性に声をかけてみた 女性は目を丸くし 「探し物がある。見つからない」らしい 懐中電灯も持たず、不自然に感じ 名前を聞いても、よそを向いて歩いていく わたしを無視して空家の庭で右往左往する女性 とりあえず交番へ電話し 警官に引き取ってもらった その前も、晩 黒の上下の軽装で車道に立つ男性を 危うく轢きそうになった 傘を

自分へエールを送る日

◇◆◇ 『感謝』を口にするだけなら、ナンボでも言え 人様へ「感謝しています」 告げたところで、板につかない言葉は上滑り 棲家も食べ物も神さまが与えてくれたのだから 神さまに感謝せよと言われても 神さまはそんなことを望んでいるのか、分からん 感謝は 「わたしは何を希望しているか」 ここを明瞭に自覚しないと得られないと思う 希望している物事を手にして実感でき、満足し 逆に、当然だと思っていた物事が手から離れて 芽生える感情が『感謝』 けして当たり前じゃないから、有り難い

イジメのはなし、一旦結論

2月にわたしは自分が 自己愛性パーソナリティ障害かサイコパスか 正式に精神科へ診断を求めた 結果は違っていた 医師曰く 「そういったのは病気じゃなく、性格 病質がある本人が障害があるなど疑わない 自分は普通と思ってるものです 大概は病質のある人の家族が相談に来て でも、自己愛性パーソナリティ障害にしろ 治す薬がないんですよ」 ◇◆◇ いつとは書けないが うちの近所で生徒が相次いで自死した 1人は学校でのイジメ、他は親からの虐待 わたしが住む場所は 「今、誰かが亡くなっ

イジメっ子と傍観者、被害者

noteで見かける記事には、たまに 嫌がらせされたなど書いてある 記事を読んで立ち去るわたしは傍観者 傍観者はイジメっ子が怖くて黙っているだけではなく、実際に何を働きかければいいか 具体的な例がないのが実情で イジメが殴る蹴るの目に見えやすいものなら 通報もできるが、イジメは陰湿になった 前職、よその営業所でイジメがあった パワハラとモラハラは周知の事実で 駆け込み寺のように、わたしのスマホにも 被害者からの叫びがかかってきた よその営業所にいるイジメっ子は 営業所の

苦肉の答え、恋人と友達の違い

恋人と友達の違いを訊かれ 明確な線は単純に『想い』しかない 一般的には、性的関係の有無を指す しかし、昔なら夜這い文化や現代ならセフレなど 恋人ではなくとも性的関係が存在する 逆に会うことがないネット恋愛や 恋人であっても婚姻関係に至るまで純潔を守る人達もいて 『性的関係≠恋人』 わたし個人は、恋人じゃなくても 好きなら相手に触れてみたいかな まず、男友達に感じないのは 「この出会いは必然」 「わたしには、この人しかいない」 この辺りはない 男友達が神レベルに良い

短編:現実は毎日が答え合わせ

「まだ、体に眠剤が残って。頭がぼんやりする」 社食でつぶやいたことへ反応があった。 廊下、エレベーターなどで私と2人きりになり 「1錠貰えないかな」お願いの声。 眠れない人がいるのね、良からぬ事に使う人、 眠剤の需要がある答え合わせ。 他人の話を聞いてないようで聞いている、 答え合わせ。 「メンタルクリニックへ行ってみては?」 法律違反をしたくないより、私が譲ると私が眠れない夜は増える。 眠れなくなる人のことより、自分の願望を叶えたいエゴイストや想像力がない人はこんなにい

SNSの発達で何でもブロックか

という訳で、同級生の佐田ちゃんは結婚し わたし達はお呼ばれしたのだけど その模様は、個人情報漏洩防止で 画像が出せないので、ございます 引き出物がアプリから品物の選択 荷物は紙袋に、お車代とお料理のお品書きのみ それも、お品書きは新婚の写真集を兼ねている 代わりに、結婚以外の気づきを 同級生のAさん、Bさんは わたし達は知らないだけで トラブルがあったのだと感じた AさんがBさんを露骨に無視するだけではなく 攻撃が…怖い 外野は疲れました、疲れました、凄く疲れた B

わたしは ひとり

 わたしには もう  ううん はじめから  そう きっと そう  はじめから いない  だれも そんなひと  いなかった だれも  わたしには はじめから  うぬぼれては いけない  わすれては いけない  わたしには そうなんだ  だれも いない  わたしの はなしなんて  きいてくれる ひと  どこにも だれにも  いない いない から  わらえば いいんだ  あかるく はなせば いい  それだけで いい  それだけで いい から  

人の意見や評判を気にして生きる

今のわたしに足りないのは、癒し ドキドキもワクワクもしたい 自分の居場所がほしい、恋がしたい 中年の分際で気持ち悪いと 言われるのは分かっての発言 自分でも、頭がおかしいと思っている 中年はそろそろ死に支度でもして、余生を過ごせ 繁殖のできない、生産性がない納税者の立場は 創作やグルメ、山登りや筋トレなど消費でもして ドキドキもワクワクはそこで満たせという理屈 昨今ニュースに、著名人の不倫が騒がれている SNSには、著名人が不倫相手に出した 手紙の中身が公開されたとあ

浴衣姿で、縁日に行ってみたい

浴衣姿で、縁日に行ってみたい 下駄を鳴らしながら、金魚すくいをして 団体から離れた場所で、夜空に咲く大輪を見たい 夜のテンションに イベントの興奮が併さるノリで 無邪気な時間を過ごしてみたい 願望だらけなのは、今日から広島市内では 『とうかさん』という夏祭りが開催され それをラジオで知ったから 『とうかさん』へは、高校生の頃 幼なじみや友人と、学校帰りに繰り出して そのときは高校の制服のまま 街の非日常へ呑まれていた 女子高生が制服なのは、それはそれで絵になる 私は浴

「暑いから、納骨式を始めましょう」

世は、宗教アレルギーが慢性化しており また、アレルギーが拗れている わたしは、前職、住職さんに助けられた 社長のこだわりを住職さんが一蹴した まだ疫病のない盆、あるご家族が納骨式をした 墓へ骨壷を入れるのが、社長 それ以外をわたしが担当することになった うちの社長は、相手がお客様であれ「断る」 時に頼り甲斐があり、時に頑固 この納骨式でも、そうだった 故人の意向で、お骨には愛猫のお骨が混ざっていた ご家族は長い闘病生活で他界した故人への供養と 誇らしくわたし達に語っ

匂い、香り、夏の風物詩と先入観

夏の風物詩にも好みがあり 窓から吹き込む熱風と、蚊取り線香の匂いは わたしの中では、No.1夏を実感する 実家は和室の窓を開けるので 弟はベープやアースノーマットを好んで使い わたしは金鳥の蚊取り線香を贔屓にした 蚊取り線香は各メーカーで若干、匂いが異なる 効果に変わりはないが、髪の毛に匂いがついたとき テンションが上がるのは、金鳥だった 匂い繋がりの話をすれば わたしは体臭が少ないらしい 血液型O型の割に、あまり蚊に刺されない ニンニクを食さないなど、理由がある中

昨日と違う道で帰ってみた

寒さは ほんの少しやわらいできた 昨日と違う道を帰ってみた 駅から家までの帰路は3通りある いや本当はもっともっと多くの帰路がある ものごころ付いてからの50年ほどに たくさんの選択肢があった 大きな選択肢もひとつだけではなかった 意思によるもの 意思によらぬもの なにかが異なれば違う道へ入っていったよう思う 大きな選択肢はひとつふたつではなかった 意思によるもの 意思によらぬもの 就職活動という言葉は似合わないフロムAという求人誌でのアルバイトが入り口だ