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怖すぎた夢

[特技はレム睡眠]

私は朝、目覚めると夢の内容を覚えていることが多く、以前から夢日記に記録しています。
この2年くらいから、夢の深度が深まって来たので、自己探求しています。
記録と考察交えて夢の記事を書いています。

収容所から脱出

夢の中。

気づくとミストサウナのような大浴場。
女性ばかりいる。

みんな、白い薄手のローブのようなもの着ている。
自分をみると、自分も着ている。

みんな、ミストの湿気で透けてしまっていて、これならむしろ何も着ない方がいいのに、どうせお風呂なんだし、と思う。

私はひとりで、その大浴場のようなサウナを観察していた。

ほかの女性たちは、みんな楽しそうに談笑している。

なんの問題もない、普通の社交場のようにも見える。

それでも、なぜか私は気になって、
あちこち観察してまわる。
別におかしなところはないか、と思い安心しかける。

窓の外をみると、銃をもった兵士が数名、きちっと足並みを揃えて行進しているのが見えた。

瞬時に悟る。
(やばい、ここ軍の収容施設だ)

しかし、周囲の女性たちは、明るくケラケラと笑ってる。
何も心配してない、というか気づいてもない感じ。

自分も、どうやってここに来たのかわからない。

逃げ出したほうが良さそうだ、とあちこち調べていると、突然、正面のドアが開いた。

軍の兵士が数名ドヤドヤと入ってきた。
「全員、ネームプレートを持って並べ!」

女性たちは何かしら?という感じでお互いの顔を見ていたが、さほど不審がらずに
「ネームプレートですってえ」と、はしゃぎながら整列をはじめる。

彼女たちはただのネームプレートと思っているらしいが、それは紛れもなく位牌だった。
(彼女たちは位牌を知らないらしい)

それぞれの位牌を受け取って、胸にかかえて、にこにこと並んでいる。

なかなか並ばない私を、ひとりの兵士が不審そうに見ている。

やばいことこの上ないのはわかっているが、どうすればいいかわからず、
これ以上怪しまれないように、位牌を受け取り最後尾にならぶ。

ドアからでて、施設の廊下を歩くときは、ロープが張られていて、その仕切りの外に出ないよう歩かされた。

数名の兵士が、列を乱さないように制していた。

女性たちは、相変わらずの様子で、
「何かしらねえ」「どこに行くのかしら」と口々に言いながら歩いている。

私は、この先何が起こるか察しがついていたので、ただ逃げることだけ考えていた。

最後尾のあたりの見張りの兵士と少し話してみた。
他の兵士と違い、すこし明るく朗らかな感じ。

すぐに何らかの発達障害の青年とわかった。

明らかに歳下だが、とっさに私は、色目をつかい、ここから逃してくれたらあなたと結婚してあげると仄めかした。

するとその青年は、
「ほんとに?ほんとにお嫁さんに来てくれるの?」と嬉しそうだった。

自分の障害について気づいているようで、この先自分に嫁が来ることなどありえないと思い込んでいるようだったので、よけいに嬉しそうだった。

単純な策に引っかかってくれたが、こちらも命がかかってる。

青年は、それなら話しが変わる、自分のお嫁さんがこんなところに並んでいてはいけない、すぐに列から外さないと、とロープの外に出してくれた。

私は列から外れたが、まだ女性たちは談笑しながら、
並んで歩いている。
助けてあげたい気もするが、無理だろう。

自分ひとりでいっぱいいっぱいだ。 
少し立ち止まって列を見送っていた。

すると、さっきの青年が
結婚式はどうする?とか両親にあってくれる?とか話しかけてくる。

その場しのぎで、言ったはいいが、心痛むが結婚する気など毛頭ない。

さて、次の問題は、この男からどう逃げるか。
逃げなくては。

私を逃したとなると、この青年は何らかの処罰を受けてしまうだろうが、死ぬことはないだろう。

私は、廊下の柵を超えて中庭に逃げた。

中庭の樹木の中を白い薄手のローブのまま裸足で走りだした。

何か青年が叫んでいる。
脱走したということに咄嗟に気づかないようで、どこに行くの的なこと言っていた。大きな声なのですぐに他の兵士にも気づかれてしまうだろう。

とにかく何も考えず、身を屈めて直感に従って走った。

途中、建物と建物の隙間に身を潜めて。
とにかく、この敷地からでなければ、と思っていた。

それしか考えていなかった。必死だった。

そのあとのことはわからない。
ただ、とにかく逃げなければ!という想念だけだった。

(夢の中ではここまでだった。リアルだった。明らかに私の記憶ではないので、誰かの想念の夢なのかな、と思う。その時よほど緊迫していたのだろうと思う。)

賽の河原


河原のようなところにいる。

すごい広い河原になっていて、白い砂利が敷き詰めるられている。
川まではけっこう遠い。

私は小石を拾って並べて眺めていた。
遊んでるつもりだろうか。

そこで女の子に出会う。
コンビニの袋を持っていて、道に迷ったって言っている。
若い女の子。 
大きめのTシャツにデニムパンツ、普通の女の子だ。

土手に立ってる。
気がつくと、その女の子がこっちを見ている。
コンビニの袋はおにぎりやサンドイッチのような軽食が入ってるらしいのが、なぜかわかる。

さっきから見てるので、何か用があるのかなと、こっちも見てたら
目があったので、話をしてみた。

どうも道に迷っているらしく、いつから?って聞いたら、前日の夜中から買い出しに出て迷ってるって言ってる。

前日の夜?
私は直感で、たぶん交通事故かなんかにあったんだろうなと思った。

とりあえず、帰り道がわからないみたいなので、私が知ってる限りの道案内。

一緒に土手にのぼって、見晴らしのいい位置に立って、
「まずその土手の向こうが旅館があってお店があってわかりますか」
って聞いたら、彼女は
「あーわかる」って言っていた。

今度は別の場所を指差して
「あっちに行くと〇〇って言う駅があって、適当に歩いて行っても着くよ」
と私は教えていた。

その女の子は、道を聞いたからもうわかったとか言って、反対側を歩いて行った。
後ろ姿を見送った。

まあ、教えた方とは違うが、帰り方が分かったのだろうと思った。

黄昏時なのか、空が綺麗だった。

ひとりで河原の土手から川を見ていると、
鳥とか魚とか飛んでいた。

その中でエイも飛んでいた。
私はなぜか、鳥や魚が飛ぶのは知ってたけど、エイが飛ぶのははじめてみたなぁと考えていた。
(魚もふつう飛ばないが)

夕焼け空に飛ぶエイ、なかなか綺麗な景色だった。

(こちらは、ビジョン的に怖くはなかったけど、起きた時に、あぁあの女の子、ちゃんと意識取り戻したかなぁ、と考えていた。
そしたら、「げ、ではあれは三途の川? なんで私、あんなとこにいたんだろ?」と後から怖くなった。)



ミストサウナの夢は時代も国もはっきりしません。
ちょっとナチスを思い出しましたが、ビジョン的には違いました。
どこだかわからないけど、その人の緊迫感がすごかった。
だれかの記憶を受信して、私解釈でみたビジョンかも知れません。

三途の川っぽい夢は起きてからちょっと自分が怖くなっただけですが、
土手からみた景色はとても綺麗でした。
夕陽に映えた空飛ぶエイは美しかった…。

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