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【報告】技術協力分科会「開発コンサルタントの強みと弱み~民間企業の視点から~②」(2/17)

ECFAの技術協力分科会では、開発コンサルタントがJICAプロジェクト以外のマーケットでどんな役割を担えるのかを模索するため、開発コンサルタントの「強み」と「弱み」をテーマに、開発コンサルタント経験があり、他業種・組織等に転職された方からお話しをうかがっています。

今回は、MSCパートナーズ株式会社 代表取締役 杉田昌也氏に
本テーマについてお話しいただきました。

MSCパートナーズ株式会社 代表取締役 杉田昌也氏

1979 年生まれ、⻘森県八戸市出身。
東京工業大学大学院 博士(工学)

2011年、八千代エンジニヤリング株式会社に入社。
海外インフラの開発コンサルタントとして、
政府開発援助(ODA)によるインフラ整備や
企業の海外展開支援等、20 件超のプロジェクトに従事。

2017 年、 MSCパートナーズ株式会社を創業。

■開発コンサルタントが気付いていない価値

ハイブリッド開催

開発コンサルタントが自分たちで気付いている価値は、このようなことがよくあげられます。

・専門性
・技術力
・語学力
・コミュニケーション能力
・とっさの対応力

しかし、当たり前と思ってやっているけれど、実はODA業界外の市場では価値あるものとしてこのようなものがあると例を出してくださいました。

・言語化できていないものの言語化
・ゼロからイチのプロジェクト形成
・現地でのネットワーク形成(現地政府機関・企業等との交渉)
・プロジェクト管理
・業務指示書の作成  など

その他、自分たちの「価値の見える化」やODA業界以外への市場へのアプローチ方法など、開発コンサルタントの経験を踏まえて、コンサルタントが苦手なところをわかりやすく具体的に説明くださいました。

民間企業に対して営業経験が少ない開発コンサルタントが、今回のお話しを元に、どこまで行動できるか、これからが頑張りどころです。

■参加者の感想等

・ビジネスモデル自体を考え直す機会になりました。
・民間企業の海外進出を支援する上で必要な開発コンサルタントの心構えがわかりました。
・他社とのネットワークを広げるようにしたいです。
・非ODAでの民間企業海外進出支援について検討していきたいです。
・自分たちが提供している価値に自信を持っていきたいです。

今後も技術協力分科会では、開発コンサルタントの価値とその発信について考えていきます。杉田さんどうもありがとうございました!


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