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米国の無観客試合は応援音声もエンターテイメント

Twitchから米国女子プロサッカーNWSL・ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(National Women's Soccer League)チャレンジカップを生中継で見られます。

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無観客なのに伝わる臨場感!?

今シーズンのNWSLはチャレンジカップを約1ヶ月間の集中開催とし、無観客試合で開催しています。生中継を見て「あれぇ?」という驚き。無観客試合なのに臨場感があります。鮮やかなパス交換、ドリブル突破、ゴールラインを割りそうなボールに喰らいつくといったシーンで歓声や拍手がボリュームアップ。もちろん、得点時には大きな歓声。

おそらく、音声担当者が、試合の流れに合わせて、瞬時に音声の種類とボリュームを選択しコントロールしているのだと思います。

観客の歓声も含めてエンターテイメントなのか!?

米国はエンターテイメント大国。スーパーボール、レッスルマニア・・・観客を満足させるための努力を惜しみません。中村武彦さん(元MLS職員)はMLS(男子のサッカーリーグ)について、このように語っています。

サッカー以外のアトラクションやショーもあります。ディズニーランドの中に芝のピッチがあるようなもので、エンターテインメントの一つとして試合をやっているわけです。ジャズをBGMにして飲食を楽しむジャズバーみたいなものです。

その割にはコアサポーターの応援は欧州式よりも日本式に近い印象もあるのですが・・・。

日本ではリモートマッチにいける応援音声使用やリモート応援について様々な論議がありました。特にコアサポーターからは「応援はBGMではない」という反発が相次ぎました。

クラブによって方針は異なりますが、東京ヴェルディの場合は選手会長がコメントしています。また、試合後のテレビ番組でも選手が同様のコメントをしています。

ヴェルディサポーターの生の応援の中で試合をしたいのが選手の本音です。ヴェルディのサッカーの一部でもあるヴェルディサポーターの応援がなくては自分たちのサッカーは成立しないからです。今回録音してスピーカーから流していただけると言うことで、特殊な状況ではありますが、選手は本当に勇気付けられます。

生の応援が一番。でも、今できることは何か!?

どのようにファン・サポーターをサッカーに惹きつけるのか?出来るだけ「応援をBGMにしない方法」は?NWSLにエンターテイメント大国の一端を感じました。



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