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NWSL(アメリカ女子プロサッカーリーグ)のチャレンジカップ開幕!「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」<女子サッカーニュース解説>

米国では再びCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)患者が増加傾向にあり、依然、猛威を奮っています。そんな中で女子プロサッカーNWSLチャレンジカップが6月27日に開幕しました。このニュースは全米で大きく報じられています。NWSLの社会的なポジションが高いことに加えて、いくつかの理由があります。

1 無観客試合だったこと。
2 男女を問わず北米主要プロリーグで初めて公式戦であったこと。
3 「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」Tシャツを着用し人種差別へ抗議の意思を示したこと。

7月から順次、開幕が予定されている各種プロスポーツよりも先行事例となるため、多くのスポーツファン、関係者の注目を集めています。米国女子サッカーのチャレンジャーたるポジションも示しているように感じます。

広域移動を回避するため、ユタ州の2つの会場に全チームが集まり、約1か月間の短期集中開催で行われます。しかし、開催直前に、オーランド・プライドの選手6人とスタッフ4人の感染が判明。残念ながらオーランド・プライドは参加を辞退しました。オーランド・プライドはMLSのオーランド・シティの傘下にあるチームです。

NWSLのYouTube動画を見ると、試合前に、どのように差別抗議が行われたのかが分かります。

ただし、これが簡単なことでは無かったようです。日本の報道では触れられていません。

「人種差別に抗議すること」「片膝をつくこと」が「国歌演奏」時に行われたことで、選手の一部に認識にズレが生じてしまっていたようです。スポーツとメッセージに関わりを考えるのに、とても重要なことが書いてありますので、ぜひ、永里優季選手のnoteをご覧になってください。読む価値があります。


ちなみに・・・「黒人の命大切」「黒人の命大切」「黒人の命こそ大切」問題については、こちらをご覧ください。







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