見出し画像

アンケート調査で判明・Jリーグマスコット総選挙で上位に入賞することはマスコットにとって名誉!その選挙活動は・・・?

2020年のJリーグ開幕が迫ってきました。私が、渋谷で「宇都宮徹壱WMプレゼンツ 2019 Jリーグマスコットを語り尽くす!」に登壇してから、もう一年です。あのイベントで、マスコットを愛するサポーターの熱気を本気で初めて知りました。良い経験でした。

さて、Jリーグ開幕に合わせて開催される「Jリーグマスコット総選挙」は、今年も大いに盛り上がっています。

いや、さらに加熱しているかもしれません。ささゆかちゃんが愛する伏兵のマリノスケが大躍進し、選挙戦も終盤に差し掛かっています。優勝マスコットは2月8日(土)に埼玉スタジアム2002で行われるFUJI XEROX SUPER CUP 2020で撮影する、集合写真のセンターポジションに立つ権利を手にします。

FUJI XEROX SUPER CUPにJクラブのマスコットが勢揃いするようになったのは2013年。

FUJI XEROX SUPER CUPが勝負にこだわるよりも「新シーズンの開幕をみんなで祝う」ムードに移行しつつある時期。Jリーグの山下修作さんの発案でスタジアムグルメとマスコットを全国から集めたことが「Jリーグマスコット総選挙」の開始に繋がっているのです。

Jリーグマスコット総選挙の名誉とは?選挙活動の是非とは?

今回は「Jリーグマスコット総選挙2020」に関するアンケート調査結果をご紹介します。一部で話題になっていますが、選挙活動については例の話も。

画像1

「Jリーグマスコット総選挙」で上位に入賞することはマスコットにとって名誉なことだと思いますか?83%が名誉だと思っています。

FUJI XEROX SUPER CUP 2020で撮影する、集合写真のセンターポジションに立つ権利を手にできることはもちろんですが「名誉」として捉えるサポーターが大多数であることがわかります(思う、やや思う合計83%)。それが、近年、サポーターがリツイートや選挙活動を盛り上げている理由の一つです。闘いとは無縁だったマスコットが、いつの間にか「名誉を賭けた闘い」(暴力的ではないものの)の主役になっているのです。

今回のアンケート調査の自由回答に、下記のような声が届いています。
●ツエーゲンはマスコットに力入れる割に中途半端。J1のチームや経済力のあるチームにどうしたら勝てるのだろうか。
●J1.J2.J3分けてください サポーターの数が違いすぎて勝負にならない。

スクリーンショット 2020-01-26 10.15.51

リツイートを呼びかけるメッセージを発進したり、選挙ポスターを掲出したり、マスコット自らが積極的な選挙活動を展開しています。

Jリーグマスコット総選挙でマスコットが選挙活動をすることに賛成ですか?80%がマスコットが選挙活動をすることに賛成。

賛成、やや賛成を合計すると80%がマスコットが選挙活動をすることに賛成しています。Twitterなどで、マスコットが盛んに発信していますね。そもそも、この「Jリーグマスコット総選挙」にはマスコットへの投票の形式を用いて、Jリーグ開幕直前にJリーグのネット口コミを拡散させようという狙いがありました。その趣旨が、サポーターにしっかりと根付いているようです。

スクリーンショット 2020-01-26 10.16.12

さて、加熱する「Jリーグマスコット総選挙2020」では、マスコットを応援する、このようなプレゼントが行われています。日本の本当の選挙制度であれば、明らかに公職選挙法違反となるわけですが、こうした票を集めるためのプレゼント設定をどのようにサポーターは考えているでしょうか。

名古屋

ふり

Jリーグマスコット総選挙で票を集めるためにプレゼントを設定しているマスコット支援者がいます。この選挙活動を容認できますか?68%は容認できないと回答。

スクリーンショット 2020-01-26 10.16.49

Jリーグ開幕前にJリーグのネット口コミが拡散するのは好ましいのですが「選挙」という単語がタイトルに入っているがゆえになのか、多くのサポーターは抵抗感を持っているようです。

ただし「Jリーグマスコット総選挙で票を集めるためにプレゼントを設定してもらっているマスコットを失格とすべきですか?」という質問に「失格すべき」と回答した回答者は33.7%です。

自由回答では、多くの意見が寄せられています。一部をご紹介しましょう。
●総選挙1位おめでとう企画」などと題して何かしらのキャンペーンを行うのは妥当ですが、事前にプレゼント目当ての投票集めをするのは趣旨と異なる気がします。
●投票行動を誘導するまでは容認できるが、特定のマスコットへの投票を景品で誘導するのは、本来の趣旨を逸脱しているように思う。
●スポンサー企業による宣伝活動はぜひ活発にやってもらいたいです。でも票をものや金銭、ポイントなんかで釣る行為は買収と同じだと思います。
●選手や芸能人の応援コメントはいいと思うのですが、プレゼントとなると票が買われたようでがっかりします。
●ツイッターでは反対意見が多いようですが、名古屋の事例などはリーチを広げる施策として有効なのではないでしょうか。
●現時点で明確に禁止されていない行為であれば、今年は仕方がないと思います。
●予めルールを設定できていなかったのなら、しょうがない気がします。 過熱しすぎは逆に興ざめしてしまうので、来年以降やるなら、ルールの設定が必要と思います。

「Jリーグマスコット総選挙」は楽しく加熱しています。票を集めるためのプレゼント設定についてはは、今のところは小規模です。もしかすると、2021年には歯止めをかけるルールが生まれるかもしれません。

マスコットはJリーグが世界に誇る「日本オリジナル・フットボールカルチャーの宝物」。さらに盛り上げていきたいですね。



ありがとうございます。あなたのご支援に感謝申し上げます。