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行くぞ!最果て! 秘境×鉄道

私は、最果てが好きだ。
秘境が好きだ。鉄道も好きだ。

NHKBSで不定期に放送される「行くぞ!最果て!秘境×鉄道」が大好きだ。
不定期で、突然放送される番組だから、見逃さないように心がけていないと、見逃してしまう。

もっと、もっと、大宣伝してもいいくらいの番組なのに、静かに放送されている。
今までに、12回の秘境旅が放送されている。

①縦断 カナダ大雪原
②メキシコ・チワワ太平洋鉄道
③激走!ノルウェー北極圏へ
④疾走!シルクロード
⑤アラスカ 氷河と大森林
⑥アフリカ・ポレポレ列車
⑦モンゴル 絶景列車
⑧ボリビア 東部鉄道
⑨インドネシア ほのぼの列車
⑩マダカスカル・スマイル列車
⑪ミャンマー
⑫マレーシア・助け合い列車

⑨インドネシアと⑪ミャンマーはTEAM NACSの音尾琢真さん。それ以外は、炎神戦隊ゴーオンジャーの古原靖久さんが、旅人として出演している。

世界の秘境は、周りに何もなく、列車の本数も少ない。
40度以上の灼熱の国から、極寒の北極圏まで。
厳しい自然の中でも、生きている人がいるところには鉄道がある。
たぶん、個人の旅では行けないだろう、危険すぎて、命に係わるというようなところまで、さすがNHKの力を結集して取材をしていく。

⑪のミャンマーの後、コロナのパンデミックがあって、番組の継続はもう不可能かなと思っていたけれど、何のその。
今年、マレーシア編が放送されました。
ああ、よかった。

マレーシア編は、マレー半島の「東海岸線」とボルネオ島の「サバ州立鉄道編」に分かれている。
マレーシアといえば、マレー半島のイメージがあるが、なんの、ボルネオ島の北部もマレーシアである。

マレー半島の「東海岸線」は最新の車体で快適だが、ボルネオ島の「サバ州立鉄道」は、古い車体で、線路も途中、途切れていたりする。
そこで、出てくるのが、助け合い。
途切れた線路の回復が見通せないので、沿線に住む人たちが力を合わせて、すのこのような板を線路に置いて、みんなで押したり引いたりして荷物や人を運んでいる。人力鉄道ですね。
なぜ、そこまでするかといえば、道路がなくて、生活の移動手段は線路だけだから。
学校だって、線路を伝っていかないと通えない。

助け合い鉄道

⑦のモンゴルは、ウランバートルモンゴル鉄道。
寒い寒い極寒の地で、線路を守る人たちがいる。
保線員がいるから、列車が運行できるので、仕事ぶりに頭が下がる。
広い広い大平原には、日本ではお目にかかれないような、豪快なオメガカーブがある。これは体験してみたい。
そして、モンゴルにも撮り鉄がいて、ループ線を撮影している。
さぞや、撮りがいがあることだろう。

世界のあちこちには移民してきた人たちのコミュニティーがあったり、外国の人のお墓があったり、歴史的な建造物があったりする。
私が一番、好きなのは、ノルウェー鉄道の「おかあさんたちのカフェ」
おかあさんたちの手作りの熱々のお料理と、手作りのニットなどが売られている。外は寒くても中は暖かなお店。
やってみたいな、と思わせる、おかあさんのお店。

旅の案内人の音尾さんは、ドラマでおなじみ安定の案内。
ゴーオンジャーのやすくんこと古原さんは、元気で、なんにでも興味を持って、誰とでも仲良くなって、なんでも食べて、行事があったらすぐ参加する。
おしゃべりに夢中になって、北極圏に入る地点が過ぎてしまって、見逃してしまったりすることしばしば。
NHKの「あさいち」の里親特集の時出演していて、自らの出自を語っていた。養護施設にいたこと、里親のもとで暮らしたこともあること。
視聴者からの声がたくさん届いた。
養護施設出身のやすくんが素敵な青年に育っているのを見て、励まされたという。

初めのうちは通訳を通していたやすくんだが、物おじしない姿勢で、どんどん英語で話していくようになってきている。

シルクロードやモンゴルは、ロシアに近いので、今だったら取材するのが難しかったかもしれない。
自分では行けないような秘境の旅。次はどこかな。

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