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聴覚障害のボーイズグループ

今年デビューした韓国のボーイズグループ「Big Ocean」のメンバーは、全員聴覚障害があります。
You Tubeや、Tik Tokで、完璧なダンスをし、歌っている彼らの姿を見ることができますが、「ええ、本当に障害があるの?」と思ってしまいます。
聞こえなくても、歌うことができる。
聞こえなくてもダンスはできる。
彼らの努力は素晴らしいものではありますが、それに加えて、現代の技術力を使いこなしていることで、パフォーマンスが可能になっているそうです。

人工内耳、補聴器。
そして手首に装着している振動メトロノーム。
モニターの光メトロノーム。
などを使用し、ダンスのタイミングを合わせています。

そして、レコーディングの時は、それまでに録音した沢山の声のデータを集め、AIのディープラーニングプログラムの助けを借りているそうです。

今までのアイドルの常識を覆し、今ある技術力を駆使して、聴覚障害のある彼らのパフォーマンスは成り立っています。
もちろん彼らの努力は素晴らしいものです。
腹筋の動きで音を覚えるなんて、ヘレンケラーみたいです。

聴覚障害の彼らが、完璧なパフォーマンスをする姿を見ることで、障害のある人のこれからの未来の可能性が、大きく広がり、本当に大きな海へ漕ぎ出すみたいな、希望を感じます。

しかし、彼らは、韓国をはじめとするアジア圏より、欧米を目指しているようで、新曲は英語で、米国手話を使用するんだそうです。
つまり、障害を受け入れてくれる可能性の高い国に向けて、発信していくということなんでしょう。

今年は、都立青鳥特別支援学校の単独の高校野球出場や、「Big Ocean」のデビューがあって、なんだかすごく嬉しい気持ちです。
ああ、ここまで生きてきて、こんないいニュース聞けて、本当に良かった。

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