見出し画像

ほかろん七夕の願いが叶う

長女ほかろんが通う生活介護では、季節の行事を行っています。
7月といえば、七夕。
七夕といえば、短冊に書いた願い事。
ほかろんに聞きました。
「短冊には、なんて書いたの?」
すると、
「あまぞんにいきたい。」と答えが返ってきました。

長女の通う施設では、毎月一回、市内のアマゾンの倉庫に、パンの販売に行きます。
アマゾンに行きたいという希望者は多いので、いつも、今月は誰が行くのだろうと、どきどきしているようです。
長女にとって、アマゾンの広ーい倉庫は、なんでも詰まっている夢の国なのです。
お母さんは、必要なものや、ほかろんの欲しいものは、なんでも、アマゾンに頼んで取り寄せています。
お金の計算ができないほかろんは、なんでも、「アマゾンでもらった。」と思っているようなのです。
「お母さんが買っているんだよ。」と言っても、置配ですから、サンタさんがプレゼントを置いていったような感じに捉えているようなのです。

なかなか、理解してもらいにくい。

そのサンタさんの国、アマゾンにパン販売に行くのが、ほかろんの七夕の願い事だったのです。
とても、行きたいという気持ちは伝わってきましたが、なんと謙虚な願い事でしょう。
人間は欲が深いので、短冊に、大きな夢を書いている人が多いものです。
だから、ほとんどの人の夢は、かなわなかったり、かなうとしても時間がかかったりします。

しかし、ほかろんの願い事は、すぐかないました。
先週、アマゾンに、パン販売に行くことができました。
すごいね、ほかろん。
もう願い事がかなった。すばらしい。

私も、願い事は謙虚に、かないやすいものにしようと思いました。

「ほかろんが躁転せず、穏やかに暮らすことができますように。」

これは、結構、難易度高めの願い事です。

よろしければ、サポートお願いします。老障介護の活動費、障害学の研究費に使わせていただきます。