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マーズ・アタック!のおばあちゃん


マーズ・アタック! 1996年、テイム・バートン監督

マーズ・アタックのおばあちゃんはすごいよ。
貧乏なノリス家の、トレーラーハウスに住む、認知症のおばあちゃんだ。
リッチーという孫がいる。
リッチーを演じているのは、子役出身で、今や立派な俳優になったルーカス・ハースだ。
おばあちゃんを演じているのは、知る人ぞ知る往年の美人女優、シルビア・シドニーである。
この映画、キャストが豪華すぎて、紹介のしようがないくらいだけど、この二人が私のお気に入り。
と言っても、認知症のおばあちゃんと、貧しい少年だ。
見せ場はなかなか出てこない。

おばあちゃんと宇宙人



ストーリーはというと。
地球に緑色の宇宙人がやってきた。
アメリカ大統領などのえらいさんたちが、友好的なセレモニーを行っていた。
そのとき、飛んできた鳩を火星人大使が撃ち殺し、それをきっかけに、地球人への大攻撃が始まる。
しかし、大統領の切り札の核兵器も、火星人には全く効果がない。
ラスベガスも、すべての町も火星人に攻撃され、打つすべがまったくなく、大混乱を極め、世界は修羅場と化した。

しかし、事態は食い止められた。
食い止めたのは、いつもは、馬鹿にされていた、リッチーと認知症のおばあちゃんの二人だ。
おばあちゃんが大音量で聞いている
「インディアン・ラブ・コール」というウエスタンソングの周波数に、火星人の緑頭を吹き飛ばすという力があったのだ。
拡声器と放送で、「インディアン、ラブ・コール」を大音量でかけまくることで、緑頭は爆発し、火星人は撲滅、平和が戻ってきたのだ。
この曲、ウゥ~~みたいなヨーデルなので、微妙な周波数が出るんだろうか。

ちなみに、主題歌は、
「よくあることさ」である。
よくあってたまるか。こんなこと。


感染捜査 吉川英梨


この映画を思いだしたのは、吉川英梨原作の「感染捜査」を読んだからだ。
狂犬病に似た新型ウィルスに感染すると、人間を食べてしまうようになる。でも、感染を止める策はない。
感染した人たちは決して死なないで、次の獲物を食べて、感染者を増殖する。
唯一、感染者の頭を破壊することで、感染者をやっつけることができる。

そこで、感染者をこれ以上増やさないため、海保と警察がタッグを組んで、撲滅に乗り出す。
でもどうやって、頭を狙うのだ。

それで、思い出したのです。
「インディアン・ラブ・コール」


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