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第一回口頭弁論 フリーランスの為の本人裁判実務

やってきました! 静岡地方裁判所浜松支部

で、まず訴えられると訴状が届いて
期日呼出状ってのが届きます。

こんなの
で この場合2月1日までに「はぁーなに勝手な事いってやがんでー」って感じで答弁書をだすんですが、
ちょっと仕事が忙しかったんで昨日やっと答弁書を書きました。
それで、寒いし裁判所に持っていくのがめんどくさくて
裁判所に電話を掛けたら
「当日でいいですよー 同じの2部下さいねー」
ってめっちゃ明るく女性の書記官が言ってくれたので
裁判の10分前に提出
裁判やりすぎて まったくビビらなくなってしまいました。
(これ作戦なんだけどね 後日説明します。)

まぁ 第一回口頭弁論ってのは
「まじ、裁判やんのー?」ってのの確認で
次回期日を決めるだけで 代理人の弁護士が来て
「やっぱやるんだ?」って感じ
それで、俺のように本人裁判じゃない限り
当事者(原告)は出てきません。

でも、答弁書も出さない 呼び出しに来なければ
敗訴確定です。
なので、本人裁判の場合は 這ってでも行きましょう
それで、
「かかってこいやー」ってメンチ切りましょう。
中学の入学式だと思ってください。

それで、裁判官が双方の訴状と答弁書を読んで
裁判の論点を大まかに決めます。
で、今回は俺が 開廷 10分前に
俺の言い分である答弁書だしたので
多分、その場でささっと読んだのでしょう。

口頭弁論

第一回目の口頭弁論では裁判官が双方の書面を読んで簡単な質問をして
次回までの論点の整理をします。
それで今回の裁判は

損害賠償請求事件

請求の趣旨
1 被告は,原告に対し ,金 408万 4107円及びこれに対する本訴状送達日の翌日から支払済みまで年 3分の割合による金員を支払え。
2 訴訟費用は被告らの負担とする。との判決並びに仮執行の宣言 を求める

ってことだそうです。
この告訴の場合は弁護士の手付金は旧弁護士会報酬規程によると
着手金は300万円を超え、3,000万円以下の場合 5%+9万円(税別) です。
なので、請求額が408万 4107円だと29万4000円です。(百円以下切捨)
勝訴した場合の報酬金は10%+18万円なので58万8000円になります。
なので勝訴したら 合計 88万6000円です。

なぜ、こういうことを書くかと言うと
私の知り合いの弁護士は年賀状のコメントを書いているときに

「田舎は破産と離婚ばかりで金になりません。」

って愚痴ってました。
弁護士も商売ですから、損得勘定で動きます。

つぎに請求の原因なんですが原文は長いので要約すると

  • エアレレ販売契約

  • キッチンカーに関する事業

  • 中古住宅の改修

の3本でお送りします。(サザエさんではありません。)
それで通常の告訴というのは1事件1裁判なんですが、
この代理人(弁護士)は三つの事件をひとつの裁判で決着をつけようとしています。これを訴えの併合と言って、要するに「面倒だからまとめてやっちゃえ」て事なんだけど一つずつ審議していくので通常裁判と違ってめっちゃ時間が掛かります。

私の推測だと弁護士は相手が素人なのでちょっと脅せばすぐに和解するだろうと、それで100万ぐらいで手を打ってさっさと終わらせるって魂胆でしょう。

多分、この裁判は結審までに2年は係るでしょう
裁判は通常1か月に1回ですから

「上等じゃん、付き合ってやりまっせー」です。

なんせ私はフリーランスのエンジニアですから時間はたっぷりあります。

なので、上記のように弁護士報酬を調べて弁護士の損益分岐点を予測することが大切なんです。

それとその弁護士の得意不得意とか年齢、弁護士歴、卒業大学など出来るだけプロファイルしましょう。

次回は 裁判官「なんで!」って絶句するの巻


進行中の裁判を生で公開記事にしています。弁護士を使わない本人裁判の実務をわかりやすく説明してお役に立てたらいいなと思っています。シェアや質問、コメントをお願いします。


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