2023年2月20日 月曜：私が失われたとしても

朝は7時過ぎに起きた。夜にたくさん食べると朝眠たくなるのかもしれないし、なんとなくまた少し変化してきてる感じがあるから、睡眠を欲したのかもしれない。その両方もあるだろうし、理由ってのは私の理解を超えてることがほとんどなんだろうなって、最近はそんな気分。

今日からいまは野菜も追加していくので、朝から色々用意。おままごとみたいに少しずつ野菜を用意して保存してって、入らない分は私のスープに入れてた。

茹でたりしてる間に、私も朝ごはん。いまにもご飯をあげて、あとで、あ、野菜も一緒にあげるんだったと気づいた。

今日はなんだかあたたかく、春のようだった。いまをつれて散歩へ。最近は散歩へ行きたい、という気持ちになってきてる。前は行かないと、という感じだったけど。これも春のなせる技かもしれない。そしてここ数日は歩みものんびりになってる。ゆっくりゆっくり歩いて、日差しを吸い込むような。

開けたところまでくると、雲がなんだかすごく美しく強く光ってた。私はぼんやりふしぎな気持ちのままぼーっとしてた。なんだか、自分の膜がはちきれて、中から何かが出てくるような、弾け飛ぶというより、内側から何かが出てきて、そちらに変わっていくような。もし私が虫なら、蛹が蝶になる時はこんな感じなんじゃないかな、というような心地。蛹の中で幼虫は一度どろどろのお粥に溶けて、遺伝子も全部とろかして、まったく新しいものに変わるというような話を思い出す。

そう、地続きみたいに変化するんじゃなくて、変わる時、もう、以前とは違うんだよな。成長というようなのとはまた違うんだ。以前はその変化の違いみたいなものを、もっと把握していたかったけど、今はもう、なんだか自分自身がなくなっていくような心地を、それでいい、と受け入れるような気持ちになってる。意識が遠のいていって、私が失われたとしても、もうそれでも大丈夫、私がいなくなった私でも、安心して任せられるというような、なんだかそんな気分。