2023年12月20日 水曜：前はなぜできなかったのか全然分からない

今日もまたひとつひとつ進んでいくなぁと感じていた。

前はいろんな物事が乱雑に置かれて、新しい何かが起こった時にも起こった始まりと終わりもよく見えないまま全ての中に紛れていっていつの間にかなくなっていくようなそんな状態だったのかもしれない。

以前、ヴィパッサナー瞑想合宿に行った後、そんなふうにひとつひとつ物事が起こって終わっていくのを見たことがある。ポン、ポン、と本当にひとつひとつ目の前に置かれて、それを体験して得るもの、終わるものがあり、それと関連したり、前と関連したり、とにかく起こったことがまた次の流れを連れてくるようなそんなふうに出来事が起こって、それを私も実感してた。あ、終わった、あ、次が来た、と。

その後も何か新しい流れになったりすることは感じてはいたけど、そんなふうに［ひとつひとつ］と感じるよりはもっとざっくりした感じだった。でもまた今、ひとつひとつ、と感じる。

ヴィパッサナーで得た感覚は本当に大きくて、すぐ日常の中に輪郭がぼやけていったけど、でも、［あの時のあの感覚］というのを覚えてるから(具体的に覚えているというより、それは忘れることはない、と信じ切ってる感じかも)、いつでも奥底でその感覚を指針にしてる。意識的にもそうだけど、無意識の方が強い気がする。無意識だから認識できてない気がするのに、無意識の方がしっかりある、とこれまた信じきれる感じがあってふしぎ。

そして自分自身を動かしながら、手放しや確認を進めて、より自分自身になっていくと、ヴィパッサナーでみたあの感覚を、改めて私自身で、私らしい在り方として出現させることができるようになってきた。その出現に気づけた時とてもうれしくなる、というか、ホッとするというか。ちゃんとここまで来れたんだな、ちゃんとそこを目指せてたんだなって。そしてまた自分への信頼感を強め、安心して不信感を手放していける。不信感を持つことで自分を安心させていたなんて、なんて回りくどいやり方…という感じだけど、そういうことで溢れてる。まっすぐ素直にエネルギーを流せるようになると生きやすくなる意味がよくわかる。そりゃぐるぐるぐだぐた回りくどい道のりを使ってたら疲れるわな…笑