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食べ物を捨てるという行為。

わたしの娘は好き嫌いが多く、自分の食べたいものとかみ合わないことが多いので、毎日の食事を作りすぎることがあります。

相変わらずの不登校の娘ですが、夏休みも毎日お弁当を作って置いていきます。娘にとっては家で食べるお弁当なのです。

ただ、気持ちがしずんでいるときはご飯は食べられませんよね。家の中で1人でいて、たとえその時に人間関係で悩んでいるときでなくても、食べられない時があるんです。

そういうとき、娘もお弁当の中身を捨てる時があります。わたしに気づかれないように、ごみ箱の奥底に分からないようにして捨てるのです。

自分が自信をもって作ったごはんを捨てられるということは、かなり落ち込みます。最初それが発覚した時、わたしも落ち込みました。

そういえばずいぶん昔にも同じことがありました。自分の元夫にもお弁当を捨てられた、というか、しばらく家に帰ってこなかった日にもお弁当を持たせたのですが、何度も説得して数週間後に帰ってきたころには弁当箱はありませんでした。
きっと、どこかの駅のごみ箱にでもまとめて捨てたのでしょう。

あの時はたしか筑前煮を持たせていました。義実家に行ったときによく筑前煮が出てたような、好きな食べ物だったのかな?忘れてしまったけれど、たぶんそのまま捨てたんだと思ってます。

先日、同じ不登校の子どものいる方の話をきいて、その方もお昼ご飯を置いて仕事に向かうのだけれど、子どもが食べられなくて捨てることも多いということを聞いて、どの家庭でも同じなんだな。と思うようになりました。

メンタルが弱い状態では、相手の気持ちなんか考える余裕なんてないよね。ましてや自分の食事を作った人の気持ちなど。

わたしもまた若いころですが、会社の先輩からのいじめに悩んでいて(聞いても無視するようないじめだったんですが)、それでもその会社では昼休み一緒に食事をとるので、いじめの加害者と一緒にお弁当を食べなくてはならなくて、あの時は全然食べ物がのどを通らなかったことがありました。

もし家族がお弁当を残してきたら、つらいだろうけど何も聞かず、そっとしてやってほしいのです。
それが家族にとっても一番安心すると思います。

きっと明日は、お弁当をからっぽにして「おいしかった」と言ってくれるでしょう。

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