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あなたの持っている知識には限りがあります。

人それぞれに得意なことや知ってることがバラバラで、その全てを知ることは到底難しいこと。なのでわたしたちはその知らない、不得意な部分を金銭を使って手に入れて生活している。

自分は詳しいけれど相手は用語も分からず通じない。分からない用語が連なって行けば、そこには日本語が書かれているのに全く読み取れないということも多い。
わたしも、原文のままの法律や、裁判の判例など、資格の勉強を始める序盤は本当に何を書いているのか全く分からなかった。

逆に、自分よりも高学歴で、会社を持っていてとても有名な人でも、私の知っている「アイシング」とか「粗熱をとる」とかの料理の用語や、植物の名前などを知らないこともある。

自分で調べて解決する

現在なら分からない用語を一つ一つ検索して、その意味を時間をかけて理解することが可能だが、そのためには相当な時間が掛かってしまうし、途中で投げ出してしまうこともあるんだろうな。

しかし、一つ一つ検索して自分で調べるときには、必要ない情報もあたかも必要であるかのように書かれていることもあるから、その判断も難しいところだ。

例えば先日、ある通販番組でスマートフォンの商品の紹介があった。

月々の通信プランやスマートフォンの本体価格など合計してお得なものであったが、通信料やスマートフォンの容量を考えると、話題のゲームで遊んだりするにはすぐに通信制限がかけられてしまう内容だった。

口コミを参考にするということもいいかもしれないが、それは自分にとっては必要な情報なのか、相手はどういう環境や目的でそれを使っているのかは簡単には分からないから、口コミが信用できる、というわけでもないだろう。

最近多く販売されているコンセントを指すだけの家庭用Wifi。ネットの口コミでは、通信量の少なさから、「あんなのゴミだ!」など言い張る人も多くいるが、それはその人が大容量でオンラインゲームを楽しんでいるからであって、テレワークなどの業務上で使用する程度ならなんの問題もない。

このように、検索すれば自分で解決できる時代ではあるけれども、自分に合った情報なのかを見極める技術も必要となってくる。

「知識や得意を売る」ということ

調べる労力や時間をなくすために、得意な人から情報を購入することだってできる。
自分が何か得意なことがあって、それを提供して金銭を得ることができる時代。相手にとって感動とか、楽しさが加わっていくことも可能なんだろう。

ただ、人の為に自分の知識や得意を売るということはその人に代わって時間が必要になってくることはもちろん、売り出すこと、変わって時間を作ることによってその対価を得ている。

この「人のための時間」は、慣れによって多少は短縮することができるが、その労力をどんなに人に売ってもらったり、自動化しても「ゼロ」にすることはできない。

提供する期間が長くなればなるほど、その知識は劣化していく。だからまた、時間をかけて知識をアップデートしていくことが必要となってくるのだ。

知識やノウハウという商品は、人に晒せば晒すほど実践していく人が多くなり、その再現率も下がっていく。母数が違っても、確率は変わらないよね。それと一緒なんだ。

だから、同じ知識について極めていく時間も必要となってくるし、ここでまた違うジャンルに手を出し、1から知識を集めていくこともできるけれど、そちらは一番効率も悪く、費用もかかることではないのかな?

長年SNSやインターネットにどっぷり浸っている中で、最近「知識や得意を売る」という事の難しさにひしひしと感じることがあったので、書いてみました。



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