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33回結婚式に参列した僕が自分の結婚式で変えたい10のこと

現在僕は秋に開催予定の自身の結婚式を準備中だ。
入籍して約1年半。子供はちょうど生後半年となる今年の4月、唐突に結婚式をあげることが決まった。

詳細は省略するが、約10年ほどマーケティングをしている身の僕が、ゼクシィの実施する「ブライダルフェアを回ると商品券がもらえる!」というわかりやすいマーケティング施策に目がくらんで参加した。その結果、もらえる商品券の100倍くらいの高額の買い物を意図せずすることになった。ちなみに残念ながらまだ商品券は届いてない。

余談だが妻とは付き合って10日でプロポーズして結婚しており、人生は何が起こるかわからないなといつも思う。


33回の結婚式参列


ありがたいことに、僕は友人知人の結婚式に多く招待いただいている。自分の結婚式を機に数えてみると、結婚披露宴の参加がなんと33回だった。

33回が世の中の平均に対してどの程度かはわからないが、個人の感覚としては結構多いほうじゃないかと思う。

33回の結婚式に参加させていただく中で、当然幸せのおすそ分けをいただき、友人知人の素敵な1日をお祝いさせていただけたのはありがたいかぎりだ。
一方で、何度も体験してしまったがゆえの「え、このくだり必要?」という結婚式のプロセスへ違和感を抱くことも少なからずあった。その違和感が今回の10の変えたいこと、につながる経験となった。

結婚式をするにあたって

いざ結婚式をすることになり、改めて妻とどんな結婚式をあげたいか、を話し合ったが、上記の違和感も率直に伝えた結果「必要なことをシンプルに行う結婚式にしよう」という意見が一致した。
自分たちが思う基準で「参加する人が手間なく」「自分たちも楽しみたいことにフォーカスする」という結婚式を企画している。

式は秋なので、うまくいった報告でもなんでもなく、むしろ文章として書くことでさらに意見をもらってより良い結婚式にできれば良いなと思っている。

また、大前提をお伝えしておくと、僕は決して従来の結婚式のプロセスを踏襲すること否定するわけではない。各々がやりたい形で結婚式をするのが一番だと考えている。
あくまで以下の意見は個人的な価値観なので、失礼だ、常識知らず、と怒られたらとりあえずすみませんと謝ります。
一方で、自分の結婚式のやり方が誰かの参考になればうれしい。

まず以下の10のことは最低限変えたい。

結婚式/披露宴のやり方
その1. 紙の招待状
その2. 現金手持ちの祝儀
その3. 友人の受付
その4. 大荷物の引き出物
その5. ムービー全般
その6. 写真撮影と共有
その7. 子供への対応
その8. 披露宴自体のコンテンツ

事前準備のやり方
その9. スケジュール/当日の進行管理
その10. 打ち合わせメモ 


今準備をしている中で、まずは上記の10項目については自分なりのやり方を見つけていきたいと考えた。
以下はその背景と詳細だ。

その1. 紙の招待状


紙で招待状が届いて送り返すメリットが本当にわからない。しかも、自宅に送付してくれているのに再度住所を記載して返送するのはなぜなのか。。?そしてその住所は何に使っているのか。
手で招待状を渡す人のため、というのを聞いたことがあるが、手で招待状渡すくらいの距離感なら直接住所を聞けば良い。あとは後ほど送付する「結婚しました」報告のハガキのためとも聞いたが、結婚した報告をするために結婚式に呼ぶのにさらに結婚式ハガキを送る意義もよくわからない。来れなかった人に対しても、SNSが発展したいま、ハガキでのお知らせの意義は感じられない。
そもそも普段手紙での情報共有などまったくしないのになぜ突然ハガキなのかが謎。

→今回:招待状は完全にオンライン化。紙の招待状は廃止。基本的にはLINEで招待し、オンライン上のアンケートフォームで必要な情報を取得する。


その2. 現金手持ちの祝儀


式に祝儀として現金を持っていく、かつ新札にするのが本当に面倒。祝儀袋を手配するのも手間だし、そこに筆ペンで字を書くことも非常に手間だ。左利きの僕は根本的に筆で字を書くのが壊滅的に苦手で、小学生の平均値を大きく下回るレベルだと自負している。
お祝いの気持ちをお金として送ることは意義を感じるが、当日現金じゃないほうが明らかに良い。受付してもらう友人に大金を管理してもらうことも、負担でしかない。

→今回:当日の祝儀は基本的に廃止。事前にオンラインで決済。LINEペイなどを活用予定で、大きな金額が動くので参列者の方にもポイントバックやクレカのポイントもたまる。事前に支払ってもらうことで、前月には半額納めなくてはいけない結婚式費用のキャッシュフローも大幅に改善するメリットもある。


その3. 友人の受付


当日の受付では改めてにっくき筆ペン(たまにボールペン)が登場し、人様が見ている前で小学生以下の字を書く行為はなかなかの苦行だ。しかも下手なわりに書くのが遅いのでROIも悪く、後ろの人を待たせているのが申し訳なくてたいてい尻から汗が吹き出している。
そして下手くそな字で名前を記載した祝儀袋は僕の気恥ずかしい気持ちもつゆ知らず、堂々と受付の最前列に鎮座することなる。
極め付けは受付の方とのこのやりとり。

ゲスト「おめでとうございます」
受付「ありがとうございます」

いやいや、受付の方も祝いにきてる友達のはずだが、なぜここで本人を差し置いておめでとうありがとうの台本を読み上げているのか。親族なら百歩譲って納得できるが、友達同士でこのやりとりをしているピエロ感に対していまだに納得できる答えは持てていない。

かく言う自分が受付をさせてもらった時はこの「おめでとう」「ありがとう」のやりとりが理解できていなかったせいか「おめでとうございます」に対して「おめでとうございます」とそのままツバメ返ししてしまっていてそれはそれでピエロ感が爆発していたのだが、間違っていたことに気づいたのはすべての受付が済んでからであった。

→今回:芳名帳は廃止して受付にはタブレットを設置。Googleフォームで自分の名前を選択してアンケートフォームを提出してもらうのみとする。受付での祝儀受け取りもなし。そのため、受付の友人も配置しない。


その4. 大荷物の引き出物


結婚式は遠方からきているお客様も多い。宿泊してまでお祝いにきてくれる方には本当に感謝の気持ちでいっぱいだ。当然宿泊の荷物も持ってきていただいている中で、さらに大荷物を持たせてしまうのは本当に気が引ける。食べきれないサイズの巨大バームクーヘンを一人暮らし20〜30代男性に与えるのも誰トクなのかと思っている。

→今回:完全オンライン注文の引き出物。そもそも引き出物を無くしても良いと思っているが結婚式場さんの都合それができなかったのでオンライン注文で着地。


その5. ムービー全般


ムービーは良い。動画というコンテンツによって伝わる情報量は飛躍的に上昇し、夫婦への祝福の気持ちも高まる。
会場は笑いに包まれたり、時には涙さえ見ることができる。
かくいう自分もこれまで余興や二次会幹事などで数多の動画を作ってきた。10本以上は作ってきたかと思うが、見る側と異なり作る側の負担はとてつもない。だいたい式開催前の1ヶ月程度の週末はその作業に時間を費やし、ひどい時は当日の朝まで作業をする場合もある。その後もビールはなかなかうまいが、睡眠不足の肝臓へのダメージもなかなかだ。

→今回:ココナラなどのクラウドソーシング系のサービスで動画制作はアウトソースする。スケジュールに余裕をもって納品してもらい、安らかな気持ちで自分および友人に来場いただけるようにする。

その6. お子様の対応


僕は現在33歳だ。この年齢になって結婚式をするともなると「子連れでも良い?」という質問も多い。これまで僕が参加した結婚式でも、子連れで参加している人は少なからずいたが、必ずといって良いほど目にしていたのは「やんちゃな子供の対応で結婚式をフルでは満喫できていない親」の姿だった。もちろんお子様がいることでより幸せな空間になることもある。ただし、2時間半、壊してはいけない、汚してはいけないものに囲まれて子供に気配りし続ける親の疲弊も計り知れないだろう。さらにいうと、自由をかなり制限された中で長時間参加しなくてはいけない子供さんサイドとしてもたまったもんじゃない。

→今回:キッズスペースを設けて、オンラインシッターサービスを活用してシッターも手配。お子様も自由に遊べて楽しめて、親もストレスを軽減しながら参加してもらえるようにする。


その7. 写真撮影と共有


いつも違和感を持っていたのが、結婚式で「みんな同じショットを別角度から撮影しまくっている」「だが他の人の写真を見ることもできない」ということだ。非効率的なこの写真シェア環境は改善したい。
個人的には、挙式の入場シーンや指輪交換など、良いシーンでそろいも揃ってみんなスマホを取り出し撮影しているシーンはある種違和感がある。誰かが写真を撮ってくれればあとは生の目で見れば良いのだ。
自分はカメラも上手ではないので、式場で知らない誰かが撮ってくれた写真が素敵ならそれをいただきたいと常に思っていた。

→今回:良い写真シェアサービス(個々人同士が知り合いでなくても使える)があれば良いなと思っているがまだ決められていない。ぜひご意見をいただきたいと思っている。

その8. 披露宴自体のコンテンツ


結婚披露宴は新郎の挨拶、そしてその後はたいていの友人や親族にとってはあまりゆかりもない偉い方の長めのお話とともに披露宴が開始する。当然、素敵なお話を聞けることも多く、自分が知らない職場での新郎新婦の一面が聞けることも楽しい。しかし、そういったことばかりでもなく、会社の宣伝が延々と繰り広げられ、参列している親族のおばあちゃんがまどろんでいるだけなのか昇天しかけているのかわからないレベルで目をつむり続けている姿を見ることも稀ではない。
参列者の目が年齢の上昇とともに肥えて来ているためハードルが上がっており余興の提供を依頼するのもなかなか悩みどころだ。上記したムービーと同様で家族を持っている比率が高まった友人が披露宴の前1ヶ月ほどを余興のために集まったり企画したりは、楽しさもあると思うがかなり負担がかかる。

→今回:コンテンツが盛りだくさんなのも楽しいが、自分たちとしては久々に集まる人たちに自由に会話を楽しんで欲しいので、挨拶、余興などのコンテンツはできるかぎりなくして自由な時間を増やすようにする。(これは何ら特別なことではなく皆さん工夫されたり気遣いされていることだと思いますが)


以下は結婚式自体ではなく準備をする中で効率的にできればと思い変えていることだ。自分がたまたまIT業界で働いているため割と当然のように行なっていることではあったが、プランナーさんにとっては斬新?なことらしく、目から鱗というようなリアクションをいただいている。

その9. スケジュール/当日の進行管理

担当の方からメールで都度日程候補が送られていたり、エクセルを添付して資料が送られて来ていたが、FIXした打ち合わせの日程もわかりづらく、どの資料が最新版かの確認もしづらかった。

→今回:Googleのスプレッドシートにすべて移管させていただいた。担当の方には新しいツールを使わせてしまい恐縮だが、おそらく効率化できているのではないかと思う。

その10. 打ち合わせメモ

当初は紙ベースで打ち合わせを行なっていたが、紙ベースのメモを後ほどメールに書き起こして確認連絡をもらう、といったプロセスも、担当のプランナーさんの負担でしかないし、抜け漏れも発生の懸念があった。

→今回:PCを打ち合わせに持ってきてもらい、打ち合わせ中にスプレッドシートに議事録をとり、選択したデザインなども写真をアップしてメモを残して両者で確認しながら進められるように変更させていただいた。


以上が、現時点で僕が自分の結婚式で変えたいと思っている10のことだ。今回は具体的にそれぞれの項目の詳細は記載していないが、また機会があり誰か知りたい方がいればお伝えできればと思っている。
また、上記は当然企画中のものなので現状実現前提で進んではいるものの今後の式場との調整次第では実現できない可能性もあるが、より良いものにしていきたい。

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