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絶対積極

『絶対積極(ぜったいせきぎょく)』
これは中村天風先生のワードである。
「せっきょく」でなく
「せきぎょく」と呼ぶのが
なんとも言えぬ味わいを醸し出している。
天風先生は絶対積極をこう説明している。
「心がその対象なり相手というものに
けっしてとらわれていない状態
これが絶対的な気持ちというんだよ。
何ものにもとらわれてない
心に雑念とか妄念とか
あるいは感情的ないろいろの恐れとか
そういったものが一切ない状態。
けっして張りあおうとか対抗しようとか
打ち負かそうとか負けまいといったような
そういう気持ちでない
もう一段高いところにある気持ち
境地、これが絶対的な積極なんですぜ」
超絶ピンチの時も大病を患った時でも
どんな時でも絶対積極!っちゅー話である。
すてきナイスな概念だ。
そんなこんなでピンときた。
ダリ先生が提唱した偏執狂的批判的方法も
絶対積極の一瞬じゃね?と。
自分の偏執狂性を是とし真とし
あるいは現実そのものとし
自分の世界を展開し発信することは
絶対積極に他ならない。
その意味でダリ先生は
絶対積極の実践者である。
そういうことだ。
その流れでアイデアとアスパラガスが
肛門からとめどなくあふれ出てきた。
絶対積極偏執狂的批判的方法!
絶対積極自動記述!
絶対積極自動口述!
絶対積極超現実!
絶対積極放屁芸術!
絶対積極肛門哲学!
天風先生とダリ先生の概念が
天風哲学とシュルレアリスムが
超現実珍談士サルバドール・ヱビによって
ここでめでたく合流したわけである。
絶対積極偏執狂的批判的方法で
人生をロケンローせよ!
ファンタスティイクッ!!!

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