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Mrs. C

KASAMA NICHIDO MUSEUMへ。
シルバニアファミリー展っちゅーことで
ワイノチッルドレンも楽しいんじゃねっ!
と軽いノリでちらっとぶらっと行ってみた。
画商の長谷川仁・林子夫妻が
創設した美術館である。
氏の会社「日動画廊」は洋画商として
最も歴史があるらしい。
そこでイイもんをミた。
常設展示では
モネ、セザンヌ、ルノワール、ゴッホ、
ピカソ、カンディンスキー、ミロなど
数々の巨匠の絵画が展示されていた。
その中であっ!と声が出てしまった
吸引力がハンパない絵があった。
それはアンディ・ウォーホルの
『C婦人の肖像画』と言う作品だった。
西洋画の中で際立って目立っていた。
マリリン・モンローで有名なタッチの
あの感じで描かれた婦人の肖像画だ。
正直マリリンが霞んでしまうほどで
うおおおお!とテンションヌが上がった。
何も知らない私はC婦人って誰?となった。
創業者の息子の長谷川徳七さんの奥さんで
美術館副館長の長谷川智恵子さんが
モデルであるらしい。
CはChiekoさんのCである。
なるほどっ!
この長谷川智恵子さんがすごい。
ピカソやダリやシャガールやキリコなど
30人の巨匠にインタビューしたことがある
女性とのことだった。
その本もあるようだ。
もちろんアンディにも会ったようで
この『 C婦人の肖像画』はアンディから
話を持ちかけてきたそうだ。
婦人の写真だけ撮って返って後から
色違いの3枚の絵を送ってきたらしい。
中には請求書が入っていたらしく笑
その1枚だけを購入したのが
この絵の経緯であるようだ。
3枚で1つの作品となることに
後から気づいたそうだが
時すでにお寿司
価格は10年経って10倍になっていたらしい。
アンディ流のアートビジネスも
とてつもなくユニークだ。
そう言えば美術館に
ダリのスケッチ画もあった。
晩年のダリがピカソを描いた絵だった。
ダリの画家紹介の説明文がウケた。
「生涯を通じて様々な奇行を行ったことで
知られる」みたいな感じで
さらっと書いてあった笑。
ダリを知らない人が見たら
何やコイツ!?と思うだろう。
いやはやイイもんをミた。
また機会があればイきたい。

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