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70歳まで働き未来の日本にバトンを

小学校2年のとき栃木県から山口県に転校しました。瀬戸内海のその海沿いの田舎町は広島に近く、北関東から親戚が来るたびに、広島の原爆記念館を母が案内していました。今から55年くらい前のこと。終戦からたった20年目の広島。そこに行くのがとても憂鬱でした。原爆と戦争という事実が少し前の日本にあったことが正視できないほど子ども心にショックだからです。

転校して友達もいないので本がすきだったから図書館ばかりにいました。その年の読書感想文コンクールの課題図書「8月がくるたびに」を読みさらにショックを受けました。被爆して家族を亡くした少女をモデルにした児童文学です。感想文を書く前に、作家に手紙を書きしばらく文通していました。

広島と長崎という唯一の被爆国であるこの島国に起きたことが今だに受け入れられない時があります。同級生は被爆二世として白血病で入院していました。ご両親のどちらかが被爆して、何年もしてから子どもが病気になる。原爆の怖さを口に出せないけれど多感だったので覚えています。還暦過ぎて、世界で起こっていることをきちんと見なければいけない時期になりました。

平和で自由な時代に生まれて、豊かなで穏やかな国で浮かれていたら50歳で震災があり還暦でコロナになりその数年後に戦争が始まってしまいました。戦争がはじまってみたら食糧自給率の低さから日本の国内では不安が広がっています。安全で稼げる国で海外の方が集まっていた日本から、円安なので外国人がいなくなってしまったのです。

2020年から風の時代と言われて価値観が変わると多くの占い師が口にしています。物理的な豊かさから心の豊かさを求める時代だと。でも物理的に豊かでないと地域同士の争いがはじっまてしまうと危惧しています。

1日1食給食しか食べられない子どもたちが、夏休みはご飯が食べられなくて苦しんいます。地球の自然を守るように、子どもとお母さんが守らなくてはいけない時代です。そして食糧と水。50代以上の役割は、次の世代が30年後笑って暮らせるような国にしていかないとです。子どもを産みたいと思う国にすること。誰かと寄り添って幸せに生きていきたいという気持ちにさせることです。そのために70代まで踏ん張って働いて納税すべきと思います。

働いて納税する。経営者は雇用を守り賃金を払うは国民の義務というよりヒトとしてやるべきこと。ヒトは優しくされてはじめて次の世代を思いやる気持ちが生まれます。自分勝手なヒトを育成しがちな社会を少し変えてお互い様にお蔭様で両者利益を得るために手を組むような仕組みになればと思います。隣国と助け合うことがどんな国でもあるべき姿だと思っています。

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