幸せになるために

バブル全盛期、20代のときになりたかった自分はラクしてなんとなくお金が入ってきて、家賃が払えて、人からみてなんとなくカッコ良さそうな仕事についていることくらいでした。働くがきちんとイメージできていませんでした。バブルがはじけてハード過ぎる広告代理店の制作の部署でコピーライターとして中途入社してそんなホンワカした幻想なんてすぐに打ち砕かれてしまったのです。本当に自分の実力の無さに打ちひしがれ、かつ正しく働くってこんなにも大変なものかと思い知らされました。

仕事の能力、人を動かすリーダーシップ、何より経験と知識が余りにも無さ過ぎました。人徳も人脈もありません。「能力がないから遅い」→「遅いから焦る」→「量がこなせないからイライラする」→「イライラするから誰かのせいにする」→「寝てないから頭が働かない」→「タバコばっかり吸って手が動かない」こんな日々の繰り返しでした。

仕方ないので目の前の仕事の数をこなすために、スピードだけは意識するようにしました。クリエティブや定期刊行物は間に合わないとゼロ円だからです。雑で精度がまだまだでもどんどんカタチにしていくしかなかったのです。毎日ジェットコースターに乗っているような不安定で不安な日々でトラブルの連続でした。

あるきっかけでPR会社のプラップジャパンの創業社長である矢島さんに出会い、転職し。そこで、あるクライアントと今の仕事に出会い、そこから私の人生の本来の目標「穏やかに生きる」が理解できるようになってきました。穏やかだと、起きたことや起きていることを全て冷静に受け止めてゴールに向かって最短距離でいけるようになります。人の目よりも大事ににすべきはクライアントの評価とニーズ。目の前の人に喜んでもらえる仕事こそベスト。仕事や周りに感謝できるようになったので気持ちがラクになりました。幸せとは仕事を通して誰かに必要とされることなんだと気が付きはじめて、人生と仕事の考え方が変わってきました。

若いときは自分らしく働くのは正解がなくて、自分を時に否定しいつもいつも不安でかつ不透明かもしれません。但し性格は変わらないけど、働き方や仕事との付き合い方は変えられると思います。カッコ悪くても良いから自分らしさを自分の力と足で見つけてください。その後の人生が変わります。素敵な40代になれますよ。仕事って40代からが面白いのです。そのためには「こうなりたい」というヒトが近くにいるとよいと思います。

例えば出資とか投資。お金が集められる人にはそれだけのスキルがあるのに、スキルを見ないでお金やお金儲けだけを見てしまうと仕事人生が違うものになってしまうと思います。若い日々は二度と還らないのです。この日こそ実は宝物。つまらないとか面白くないとか辛いとか言っている間に歳をとり後悔しないようにしてくださいね。

私の一番好きな曲は「幸せになるために」です。♪幸せになるために私たち生まれた。いい歌詞です。幸せになるために生きて幸せになるために働いてください。読んで頂きありがとうございました。

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