外部の上手な使いこなし方について

長年お付き合い頂いるクライアントに「まずはうちがやりたい方向を短期、中長期で示します。社内でできないことを高いお金を支払ってお願いしているんだから、細かいことを指示するのはむしろもったいないと思っています。プロとしての提案と結果を期待しているので、お互い合意の上でトライアンドエラーを積み重ねて経験値をあげていきましょう。それでブランドを強くして結果的に売上に繋がることでコスパが良くなるのです」と言われました。外からのクリエティブとアイデアを期待されていると思えるから頑張れます。この外部との付き合い方はいつも見習うようにしています。代理店とクライアントの関係は「言うことを聞く、我慢をする」ということではないとはっきりと教えてもらいました。

但し「プロにお願いしている」と思えない担当がついたりすると手足としてつかいがちで細かく指示をしてしまうと思います。この手足として使うのも互いが合意されていれば合理的。クライアント側に頭が明快にある場合は行動力のある信頼される手足に徹するのはいいと思います。

一方「任せるから全部責任もって」的な丸投げの方は一見すると信頼されているように見えますが、「こうしたい」という思いや、課題をなんとか切り抜けたいというアイデアがないので方向性が決まらずに前に進みません。決まったことはちゃぶ台のように激しくではなくて、はんなりとひっくり返りがち。迷っている時間が多くなるから結果も出ずに、担当も外部も評価も低くなるという悪いスパイラルに陥ります。

そして怖くて近寄りがたいというのもあります。自分にも部下にも外部にもひたすら厳しい方。メール一本の書き方にもクレームを入れてくるので、その方がいるだけで空気が張りつめます。発言が針を刺すように怖いから言われた側は一生忘れないのです。融通がきかない分、ルールは守るから一部社内からは信頼される場合もあります。頑なさは、周りの意見が言いにくい空気を作ってしまうからもったいないかもしれません。こうゆう方はホンネを聞くと優しい方も多いのですが変わらないですよね。

リモートワークもコロナ後も導入が加速。そして外注や業務委託も今よりもずっと増えていくと思います。雇用形態が正社員でなくてもいい場合もあるからです。作業は機械。考えるのはヒト。このヒトでしかできない部分を持ち寄りそれぞれが伸ばせるといいですよね。読んで頂きありがとうございます。画一的なマニュアル通りの仕事は今後デジタルに変わっていくと思います。




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