採用は善と悪で見よ
採用やヘッドハンターの方の動画で印象的だったのは、松下幸之助さん、最近ではサイバーエージェントの藤田晋さん、前澤さんなどビジネスをドライブさせた経営者の採用基準は「善・悪」。優秀かそうででないかではなく善悪が基本というのが面白かったです。彼らは本来備えている気質が「善」を採用すると言っています。能力があったとしても、素が善でないと組織が駄目になってしまうと。京セラの稲森さんも組織のリーダーを選ぶときに倫理観を優先させると何度も語っています。
善とは、イノベーティブと相反するようなカンジですが、よく変えたいと考えるヒトこそ組織の宝。発言するヒトこそ将来のリーダーです。一方で成長の足を引っ張るのは変化を好まない保守的な人。誰かの陰に隠れて、一見合わせて見えますがLINEで優秀な人の悪口を言ったり、新しく来た変えようとする人を疎ましく感じたりする人です。
イノベーティブで、会社を良くしようとしている方は限りなく善。イノベーティブで前向き。周りから慕われる若手が来たいと思う組織にしておかないと生き残れない時代だと思います。近所だから、サイバーエージェントの若い方とお店でよく一緒になりますが前向きなパワーを感じます。採用と教育、組織づくりにチャレンジされているんだと思います。
会社にいるだけでなんかイライラしちゃう。メンタルを病んだ人が多く休職者が多発。いつも孤独なカンジがしてしまう組織は大体、自分勝手な人の集まり。仮に個人が善でも社風が悪なんだと思います。ヒトは環境の生き物なので悪に耐えられないこともあります。
さらに会社の利益ばかりを追求するが故に、ついてこれない人は辞めるのが当たり前。個人戦の数字の営業を競い合う組織によくある悪の集団もあります。組織だから合う合わないはあって当たり前ですが、辞めさせる前提の採用をするところは馴染めないと思います。
例えばインフラビジネス等絶対潰れないビジネスモデルになっているところは、利益ではなく人間関係重視型になります。毎日、無意識な吐き気がするほどのおべっか、ゴマスリ、そこにいないヒトの悪口が横行。理不尽な人事や評価で不思議と悪なヒトが出世します。気に入られるがゴール。世渡りの上手さと善悪は違うと感じることはたくさんありました。
悪のなかにいると疲れます。プライベートも同様。先日の居酒屋では50過ぎて派手なおばさんが自らの歴代の不倫の武勇伝を店じゅうに聞こえるように話していました。ランチで入ったイタリアンの隣の席で、息子の開成からの東大。最近入社した三井物産を自慢していたおばさん。耳から人生が腐るからすぐに退散しました。会社の愚痴ばかり、同僚の悪口ばかりの男性も同様。ヒトの時間を奪う悪の人です。
誰もが善の人と働きたいと願うもの。ですが悪は善にとりいって巣食うのがうまいから気を付けたいものです。採用側する側もされる側も、ヒトの善悪の見極めが大切。悪の上司がいると疲れます。一見真面目で優しい顔つきをしていて、逃げる、放置する、ヒトのせいにするというズルい悪の人が紛れているときがあります。組織とは、正しいことを正しくやりるのが一番ストレスがないのです。善なヒトに囲まれてください