質問は簡潔で答えは結論から

ここ最近いろいろな企業の謝罪記者会見をテレビで見る機会が増えました。こうゆう仕事を長年やっているのでいろいろと気なってみてしまうのですが質疑応答が成立していないのが気になりました。質問が長すぎて答える側がどう答えていいのかわからないということがおきてしまっています。

知り合いの危機管理専門PR会社の方は、普段から謝罪会見のトレーニングを企業のトップや広報の方向けにサービスとしてやられています。しかし実際はトレーニングではわからないことが多いように感じます。私見がある質問に的確に答えるのは難しそうです。

限られた時間なので、事前に質問をメディアサイドでまとめてもらい聞きたい10問に絞る方法もあったかもしれません。私もこうゆう仕事をする身なので襟を正そうと思いました。質疑応答でその会のイメージが決められてしまうことがあります。謝罪すべき人に伝わらないことが起きてしまうからです

お客様に謝罪をしなければならない会社には長年の悪しき習慣と触れてはいけない不文律というのが必ずあると危機管理のプロの方は解説されています。チカラのあるカリスマ的な方は類まれな才能があり、冷酷さとヒトたらしの分が同居されていて魅力的な方な場合が多いそうです。

誰かを不当に犠牲にした急成長は意味がありません。大好きな経営者、松下幸之助さんも稲盛和夫さんもどちらも大切なことは「倫理観」と言っています。正しいことを正しく。ヒトには優しく仕事は思いやりをもってとやっていたほうが絶対自分がストレスがないです。シンブルに穏やかでいられます。ヒトも会社もダメなものはダメなんです。もしダメに気づいたときに上手にそっと距離をとることも人生は必要ですよね。


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