ジジィになって分かる人生やったもん勝ち。
両親を亡くし、恩師を亡くし、親戚もバタバタと亡くなっていき、なんか自分の人間関係のバランスが崩れてきて、あれ、次はオレの番? と思い始めた今日この頃。人生振り返ると「まぁ、それなりにやって来たな」とは思うが、「もうちょいやってもよかったやろ」とも思う。
私の世代は戦後の高度成長の煽りで、兎に角勉強していい大学入っていい会社に入る事を親からも教師からも、世間からも求められた時代だったから、周りの友達もみんなそんな価値観だった。勿論、私も。
でも色々楽しい事があって、ろくに勉強もしなかったから、高校入ってすぐに取り返しのつかないレベルで落ちこぼれ、あとは人生を悲観するだけの青春時代になった。
最近の子たちは違うんだよね。勿論こうした昭和的な価値観で縛られている子の方が未だにMajorityなんだろうけど、私らの時代と比べると圧倒t的に価値観も多様化している。その昭和的な、一生懸命勉強して、、、、というところは実際その通りだとは思うけど、それがすべての答えに繋がらないという事もハッキリ認識できる世の中にはなったと思う。それに勉強は後からでも出来るし、あとから必要になって学んだことはしっかり自分の身になる、という事も今は自信を持って言える。
自分がジジィになって、幸運にもそれなりに人生を終える事が出来そうな感じの人間に仕上がって、余裕が出てきたからかもしれないけど、ここにきて心底思う。自分のやりたい事=楽しい事を優先したほうが良い。
生活があるから、金が必要だから、意に反してたいしてやりたくもない仕事をするという事はあっても良い。でも、自分で考えた訳でもない、押し付けられた価値観で自分を測り、卑下したり絶望したりする必要は全く無かった。むしろ、あの時、そんな世間の価値観なんてマル無視して、もっとアレに打ち込んだ方が人生としては面白いものに仕上がったんじゃないかな、と思う事が結構ある。
人生は一回だけ。自分が実際に歩んだ道と違う道を歩んでいたら今の様な余裕も生まれなかったかもしれないし、余裕がなかったらこんな発言できなかったかもしれないが、多分、人生はやりたいことをやったヤツの方が充実している。人生は勝ち負けではないかもしれないが勝ちだと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?