aiko青空

Love Like Rock vol.9 2020/1/24 日記

aikoのライブに参戦してきた。
LLR9です(業界用語)

ライブは今回で4回目か5回目。
ちょうど note を始めたばかりだし、ライブ参戦の日記を書いてみようと思う。
あくまで日記なので、開場前の関係ないことも書いてますが、

「aikoのライブはこういう雰囲気なのかー」
「へーこういうやつもいるのねー」

という具合に楽しんでもらえると嬉しいです。
Zeppの客席前方での場所取りについても参考にしていただけると。

※ネタバレ注意※ 
・2020/1/24 のセトリ内容がすべて記載されています。
・セトリ他パターンを知らない状態で作成しました。

開場前

取得していた半休をつかってリモートワークを14時で切り上げる。
ちょっとダラダラしてから15時過ぎに自宅を出発。

17時に最寄り駅に到着。
そこからあてもなくうろうろして、17:20ごろモール内のスタバの席をとれた。7割くらいの利用者がaikoグッズ装備してた。

17:50ごろ、スタバをあとにしZepp Tokyoへ。
会場入口の正面にある、一段高くなったアスファルトのスペースに腰掛け、『しないことリスト』を読みながら開場を待つ。
まわりのキラキラした雰囲気とのコントラストによりオタクっぽさが増幅され、本の内容のリアルさもむだに増した気がする。

開場

序盤は番号を細かく区切って入場させていってたと思う。

開場から10分ほど経ったとき、お腹の調子が悪くなった。
そのときやっと整理券50番の人が入場という遅めのペースだったので、「自分の443番には間に合うだろう」とお手洗いへと離脱した。

ところが、会場に戻ったらなんと「500番まで入場できます」状態に移行してた。
一体どんな早送りがあったのか。離脱しなければもう少し早く入場できたのに、、

入場

そんなこんなで500番以降の人として入ったけど、かなり前のほうに進出成功。会場内の空きロッカーもすんなり見つかった。
今回はなかなかのアタリ番号だったみたいだ。

最前列・花道・センターステージの3択で迷って花道のあたりに陣取った。
センターはもみくちゃになって集中できなさそうだし、
最前列は首がつかれそうだと思ったので避けた。

ソロ参加だったので、開演まで漫画を読んで時間をつぶした。

『結界師への転生』
奴隷オークションから始まるあたりがよかった。
でも、異世界はどこまでいっても異世界ってかんじ。
狙ってやってるんだろうけど。
『青野君に触りたいから死にたい』
ずっと気になってたホラー系のやつ。
群像劇として好きになった。相当ズレてるはずのヒロインがみせる妙なまっすぐさに病みつきに。

****************

手拍子の音が大きくなってきたところで漫画を中断。

右斜め前には英文読解問題の写メをみているソロ参加者がいた。
受験生だろうか。いろんな人生を想像してみるのもちょっと楽しい。

開演待ちBGMが相変わらずaikoのルーツ音楽ってかんじで好き。
"Isn't She Lovely" が流れると「これ聞いたことある」との声が。
ちょいちょい有名な洋楽が入ってる。誰かプレイリスト特定してないかな。

開場までの時間を告げるアナウンスが流れるたび、フロアの熱気が一段また一段と高まっていく。

開演

照明がパタッと落とされ、歓声が上がる。ぼくも上げる。
ステージのカーテンにオープニングムービーが映し出される。

赤いカーテンに歴代LLRマスコット(ですかね?)がかわるがわる登場する。LLR8のエラー君みたいなキャラの名前ってあるんだっけ?
そしてBGMは何の曲だったか忘れてしまった。

1 どろぼう

2 透明ドロップ

・開演から2曲つづけてミドルテンポの曲。

・たまにあるバラード始まりのセトリもいいけど、やっぱりみんなでわかりやすく乗れる曲ではじまるのは爽快でした。

・今日のaikoは黒白ギンガムチェック基調のワンピース。かわいい

3 夢見る隙間

・佐野さんのドラムを拝み倒しました。バンドでテクニカルなことをしないのもあって、参考にできる部分が見つけられなかったけど、、

・たしか、この曲ではじめてaikoがセンターステージに移動。整理券B番号のときほどは気温の上昇を感じなかったのは意外。フロアは体の向きを変えるだけで身がよじれる混雑度合い。

4 二人

・ここにきて、落ち着いて手拍子できるアップテンポの曲。

・ベースの和さん、下ジャージじゃないか(似合う)

・『秘密』からは今回この曲のみ。「恋道」とかのちょいファンキーな曲ふやしてってほしい。

5 白い道

・たぶんライブで聴くのは2回目。

・すごく好きな曲だしよかったんだけど、とりたてて書くべきことは思いつかず。

・もう2年くらい言ってるけど、早く「冷たい嘘」が聴きたいぜ

6 オレンジな満月

・イントロの低音がズシズシと体に響いてきて、中毒になりそう。

・このあともう1曲出てくるけど、『小さな丸い好日』は相当ライブばえするアルバムなんだろうな。「有楽町で逢いましょう」リアルタイム経験者がうらやましい。

7 キスの息

・aikoはこういう地味目なロックバラードがライブ映えしますよね。まさに『泡のような愛だった』に入ってるような曲。

8 愛だけは

・この日最初のバラード。前方のスピーカー近くは初めてだったんだけど、ボーカルの細かい息づかいまで聞けて満足。ちょっとゾクゾクした。

・下ネタ全開トークのあとのバラード、反則級のギャップが毎回グッとくる(いいぞもっとやれ)(LLR前半では「ずっと」がそれだった)

・「愛だけは」いままで意識してなかったけど、メロディラインがきれいないい曲ですね。

9 寒いね

・ライブ盤のチルいバンドアレンジ。今日1番のチルさだった。

・管楽器がないんだけど、そのぶん音楽に余白があって、これはこれでバンドのグルーヴにどっぷり浸かれるアレンジだった。

・今日セトリから1曲だけもう1回きけるよっていわれたらこれ選ぶと思う。

10 more&more

・とてもかわいい

・ハート

・もうばっちり

・?!※◇☆△♀#◦

11 メロンソーダ

・LLR9前半のアンコール1曲目で初めて聞いたときほどの感動はなかった。

・KANにコーラスで参加してほしい

12 明日の歌

ライブで聴けるのは2回目なんだけど、前回も今回も泣いてしまったよ。

なぜライブでは、この曲に感動してしまうのだろう。
たぶん、内向きでちょっとダークな伴奏と、ちょっとあどけない声でのびのびと歌われるメロディが1つの音楽として調和しているからだと思う。

「明日の歌」のメロディは少し低めの歌いやすい音域だからか、aikoもラクに歌っていて、それによって心地よい歌声になっていると感じる。
その歌声が、未練がましくも前向きな歌詞と相まって、aikoらしいエールとなり、ぼくの耳に届くんだと思う。つまるところぼくはエールを欲しがってるっぽい(ビールではない)

その脇でジャリジャリ鳴ってるギターが、いびつな世界を表してる。みたいな。どぎつい歪みじゃないのは救いがあるかんじする。
島田昌典のアレンジはギターロックにもマイルドさを残してくれるので好き。

イントロのピアノがキラキラしてるのもいいですよね。
その変奏がギターソロの直前にベースと対置されるのが、また味わい深い。
この曲のピアノを言葉で表すなら、

「儚くも永久のカナシ」

がピッタリじゃないかと思ってる
(突然のUVERworld)

「aikoらしい曲は?」と聞かれたら、これからも「明日の歌」を真っ先にあげていきたい。
ラップなみに文字数が多いけど、そこも「花火」からつづくaikoらしさってかんじがしてイイですしね。

13 (新曲)

これ、1発で大好きになったんだけど、2つ突っ込みを入れずにはいられなかったw

・メロディ複雑すぎwこれを一発で覚えれる人いるんだろうか。
「このまま帰りたくなーい」みたいな歌詞だったけど、
どんな曲だったかすぐ忘れてしまった。このまま帰りたくないw

・演奏前のMCでaikoが、

「これは、せちがらい世の中を忘れられる曲。イェーイェーみたいな曲」

みたいなことを言ってたんだけど、こんなに覚えにくい曲を1度聴いただけでは絶対そのイメージには気づけないw

でもaikoがそういうイメージでこういう曲をつくる感性をもってるということを知れたのはよかった。解釈の幅がふくらみそう。

14 遊園地

・いままで参戦したライブで毎回やってる気がするんだけど、「夢見る隙間」と同じく、何回きいてもそんな好きになれない。なので佐野さんウォッチしてた。

・LLR9前半で「雲は白リンゴは赤」がこれと入れ替わりで演奏されててショックを受けたの思い出した

15 運命

・ライブで盛り上がる曲はたくさんあるけど、「運命」は爽快感があっていいですよね。

・このあたりからこっちのリミッター外れてきて、考えずにノるほうへ徐々にシフト。

16 beat

・手拍子しながらタテに横に自由にゆれる会場。
みんなで動くんだけど、なんか体力回復する、という印象の曲。いいですよね。
昼下がりから夕暮れ時にかけて海辺をドライブするような情景が浮かびます。

・定番曲には「いいですよね」以外、言うことなくなってしまう。いいですよね。

17 イジワルな天使よ世界を笑え!

・サビ熱唱しまくるやつできてよかった!

~Encore~

アンコール待ちでコールした分だけ深まるaiko愛。
今回ぼくはまわりの出方をうかがってるうちにメンバーがステージに戻ってきてしまった。迷ったら後悔する、それがライブ。

18 星物語

本日2曲目のバラード。ライブ終わってから気づいたけど、今回はアルバム曲からしかバラードやってないですね。

CD音源に忠実な演奏だったと思う。中好きが大好きになる現象、本日2回目。(1回目は「どろぼう」)

イントロのキーボード。不思議なもので、ライブハウスの大音量によって、星の夜の静けさや広大さのイメージが感覚としてすごく伝わってきた。

この静かな曲で、aikoの歌声にまざる息の音を感じることができたのは、スピーカーに近い位置で聴くことができたからにちがいない。一家に一人aikoがほしいと思った。死ぬまでに生歌をきいてみたいものだ。きけたらもう死ねる。

19 青空

2/26 リリースの New Single を Love Like Rock 9 ツアーで先行して演奏。
これがもう、ほんとにむちゃくちゃいいんですよ……!!
いたるところに魅力が散りばめられてた。

※好きすぎたため長文レポートです※

まずは出だし。
aikoのブレスで始まるだろうと New Year 動画で見当がついていたが、
だからこそ「最初の1音を伴奏と歌でどう合わせるのか」という、アンサンブルの仕方に意識がもっていかれた。

「ふれてはいけなーいてを。」

メロディとことばの響きが、aikoのあどけない声にマッチしてると思う。
シャラララ~ン、のウィンドチャイムは佐野さんが生で鳴らしたのかな?
見逃してしまい後悔。

歌が終わって、イントロ。
「ピャピャピャーピャッピャ」と書きたくなるキーボードのサウンド、ちょっと今風なかんじで好き。

****************

曲が進むにつれて、思った以上に「メロンソーダ」の兄弟分のような曲だとわかってくる。
おそらくキーが同じ Eb Major で、似ているコード進行やギターのフレーズがあったからだろう。

もちろん、違いもある。
メロンソーダはキャッチ—だけどちょっとゆったりしている、チルい音楽だと思う。
でも青空はそれを軽快に、ノりやすくしたかんじ。

青空のサビは伴奏で「ダ、ダーン、ダッダーンダーン」みたいなリズムが鳴ってた。これによって、メロンソーダとは違った、思わず体をタテにゆらしたくなるグルーヴがつくられるんだと思う。

あー、R&Bってかんじだ(最高)

間奏後の大サビは、しっとりめのメロディーを2周もまわしたのが意外だった。でも、それがすごく印象に残っている。
そして最後のサビで、キーボードがグリッサンドで入るタイミングがとてもオシャレだった。

ステージをみてると、バンドがほんとに楽しそうなんですよね。
いや、ぼくが楽しいからそう錯覚しただけかもしれないけど、それでもそう感じさせてくるような、引き締まったノれる音楽。
「リップ」が好きな人にはたまらないんじゃないかな。

****************

ところで「青空」のイントロ、
星野源の "Same thing" っぽさがあっていいなと思ってるんだけど、似てないだろうか。

今まで流行りに便乗してこなかったaikoの音楽が、Official髭男dismなどの「R&Bらしさ」がたびたび評価されるような今の J-POP シーンに重なってきてる気がする。

とかいいつつ、そのこと自体はぼくにとって割とどうでもよくて。

そうやってaikoが再評価される波がくれば、メディアで取り上げられたり、ファン層拡大につながったりして、aikoの活動がさらに活発になってくれないかな?という方にひそかに期待している。関ジャム今年は期待してます。

とりあえず、いつサブスク解禁されても布教できるようにプレイリスト整備しておこう。
なんたって、作詞・作曲・歌唱能力も幅広いアレンジもそろってるのがaikoなわけで、音楽やってる知り合いにも勧めたいから。

「青空」だけでこんなに書いてしまうとは思わなかった。
ホントに自分が大好きなタイプの曲だったので、相当ヘビロテすることになりそう。
でもあまりに似すぎていて、「メロンソーダ」aikoバージョンはCD収録されないんだろうなーと予感してしまう。残念。

それはそれとして、New Single「青空」は 2/26リリース です ♪

20 ハナガサイタ

・もうライブの鉄板曲になった感がある。

・ギターリフの曲なので、ギターをながめるのが楽しいですね。

~Encore 2~

舞台袖にメンバーがはけ終わるより前に、ダブルアンコール決定してステージに戻ってくる。
2年前はダブルアンコールに遭遇できなかったけど、去年から定常化したのかな?

21 be master of life

・ライブで聴くのももう5回目かな?

・運営の時間が押してたのか、Aメロに入ったあたりでギタリスト用マイクをスタッフが撤収しにくる。ギリギリの切迫感があってなんか楽しいですね。

・ここまできたら音楽にのめりこまないと損だと思い、無心でノッてた。

・演奏はいつもどおりエネルギッシュ。

22 相合傘

・ダブルアンコールはギターロック攻めの模様。

・初めてライブできけて楽しかった。

・タンバリンaikoがみれず残念。

23 Loveletter

・安定の盛り上がり。

・MVでもそうだけど、タツタツさんの片足曲げてヘドバンする弾き方がかっこいい。こんど自分のバンドで真似してみようかな。

・タツタツさんはたしかこの曲でキーボード椅子を頭上に持ち上げるパフォーマンスしてた。前から思ってるけどこの人が一番パンクだよな。

終演

ステージ前方からまっすぐ帰る。自分のロッカーにもなんとか逆戻りすることなくたどりつけた。

会場から出る途中、aikoの化粧のうまさに感動してる女性2人組がいた。
aikoのライブの帰り道には、

人柄・体力・音楽・化粧・下ネタ……

と、バラエティに富んだ会話がきこえてきて毎回おもしろい。
これだけいろんな見せ方ができてるアーティストというのもすごいな、と毎回思ってる。

会場を出たあとは、来るときに通った自動車の展示棟が施錠されていたため、路地を進んで道路側に出てから駅を目指した。
混雑はまったくなかったが、そのぶん人の話が聞こえてこなかったので物足りなかった(いや、盗み聞きすな)

まとめ

・今回は「明日の歌」「寒いね」「青空」「(新曲)」がぼくには刺さった。中でも「明日の歌」について真面目に考えたのは、音色と曲想のことを自分のことばで書くことにつながったので、いい機会だったと思う。もっと伝わる文章が書けたらいいのになあ。

・『小さな丸い好日』の曲がよすぎたので、アルバム再現ツアーをやってほしい。くるりがやってたみたいなの。

・aikoがセンターステージに来たもののバンドのほうを見ていたいとき、かなり所作に迷う。みんなが真ん中むいてるなか自分だけ体の向きがステージなのは周りに気を使ってしまい、想像以上に神経すり減る。
最前列に陣取れば、aikoセンターゾーン時には最後尾となるので、自分だけがステージ見てて何ら問題ない。A番号とれたら狙うべきは最前列か?

・ここで書いてもしゃーないけど、「会場内のにおいがー」とか、
「(BGMにあわせた手拍子が聞こえて)えっもうそういうテンション?」とか、言っても仕方ない水差すことをわざわざ言う人はなんなんでしょうね。絶対モテないでしょ。まあぼくもモテはしないけども、同じ非モテなら平和な非モテになりましょうよ、という気持ち。

・バンドを始めたおかげか、ライブという場を以前よりも楽しめるようになった。生セッションの空気、演者の観察、何も考えずに音楽にノるなど。

・aikoは今回も最高でした。メロンソーダから今回の新曲までぜんぶ良すぎてリリース期待しかない。次は年内に何かのリリースツアーあるといいな。

・次は『秘密』の曲、アルバム曲のバラードをぜひもっとお願いします!

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