わたしの幸せな結婚 二 (富士見L文庫)
【ただ幸せになりたいんじゃない、あなたと隣で笑えるように】
婚姻を結んだ美世が、憧れのパーティーに向けて己を磨く物語。
散々と継母に虐げられて心を衰弱させていた美世を救ってくれた冷酷な軍人の清霞。
彼の恩に報いる為に、そして何よりも自分が彼の隣に並べ立つ誇りを身につける為に、必死になり教養を修得する美世。
目標の社交パーティーに向けて、己を磨く彼女を襲う悪夢と不穏な影。
何もよりも希った家族の形。
ようやく、見つけた暗闇に灯る光。
ただの幸福ではなく、清霞の隣で幸せを掴み取る為に。
清霞との哀しい誤解やすれ違いを乗り越えて、美世はようやく憧れの舞台に立つ。
衆目環視の中で、美世は今までの努力の成果を発揮して、見事に踊りきってみせる。
駄目な自信のない自分の殻を破って見せる。
美世は己の背負う因果を乗り越えるのだ。
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