見出し画像

第1章 神童、腐女子ノ成レノ果テ

恥辱に満ちた吾が人生、
暗礁に乗り上げた。

どうも、エビラです。

序章のご挨拶は
見ていただけたであろうか。

今回から本章に入る。

朕の転落人生を
共に振り返ろうではないか。


あれは何年前か…

小学生だった朕は
ピアノを習っており、

そこのピアノ教室の代表に選ばれる
腕前であった。

また、そろばん教室では特待生で、
珠算協会から表彰される程であった。

成績も学年でトップ。

硬筆大会では常に入賞。

そんな朕を、人はこう呼んだ。


【神童】とー…



(実際は誰も呼んでいない。)

一方で、運動は全くできなかった。

走るのは学年一遅く、
運動は何をやらせても鈍かった。

運動会は最も苦痛なイベントであった。


そして中学生になった朕は、
陰キャ驀地(まっしぐら)。


BL(当時は「やおい」と呼んだ)にハマり、

自らも当時好きだった
V系バンドをネタに

薄い本を作っては
売り捌いていた。

当時はインターネットも
普及しておらず、

「ペーパー」と呼ばれる
商品ラインナップやご挨拶を載せた
紙の広告のようなものを作り、

それをペーパー配布者様と
交換で配布し合うのだ。

そうして宣伝をし、
通販で本や便箋を売る。

便箋は作るのも簡単で印刷代も安く、
日常的に使える為、

人気のグッズであった。


朕もそうして本や便箋を売り、
充実した腐女子ライフを送っていた。


そう、アノ日迄はー…


印刷所から送られてきた
大量のBL本(R-15)。

学校から帰宅すると
母が読んでいるではないか。


留守中に部屋に入られ、
読まれてしまったのだ。


当然怒られ、
その場で本を全て棄てられた。


そうして朕のBL生活は
終焉を迎えることとなった。


今思えば懐かしい思い出よ。

因みに好きだったV系バンドとは
Dir en greyで、

Toshiya受けを専門としていた。


本日の思い出話はここまでだ!

次回はパッとしない高校時代と
大学デビューでも話そうか。


そろそろ行くわ。





この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?