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暑さにも慣れ、

るわけないだろう!
と自分でツッコミをいれたくなる。
やっぱり毎日暑い。熱中症警戒アラートはずっと点灯しっぱなし。

ただ一日中ずっと暑い中どうやって過ごすか、如何にやり過ごすか、という慣れというかパターンがようやっと出来上がりつつあるような気がする。
もっとズバリ言うと、逃げ込む先が固定化されてきた。

クーラーや扇風機無しに過ごすのは命の危険があるので、やむなく使いはするが、好きではない。
家電への嫌悪というよりは、自分ひとりでそれを使用することに対し強い罪悪感がある。子供の頃からなので結構筋金入りかもしれない。
微塵も生産性のない自分が更に地球環境を悪化させている、と考えるのは少々大げさかつ傲慢だろうが、全くの誤りではないはずだ。
電気代も馬鹿にならないし。

なので公共施設へ、または有償でも他の人がいる場所に逃げ込む。
図書館、映画館、本屋、喫茶店A、喫茶店B……。
昼間の一番暑い時間はそうしてなんとかやり過ごし、夜は仕方無しにクーラーや扇風機に頼る。
贅沢で快適な空間で、さっさと寝てしまえば良いのに、しかしやっぱり映画を見たり本を読んだりで夜ふかししてしまう。

今年リバイバル上映されたそうな。

『レザボア・ドッグス』
1991年製作、クエンティン・タランティーノ監督第一作。

タランティーノ作品ってほとんどまともに観たことがない。
多分子供の頃にその容赦ない暴力が怖い、面白くない、というイメージを強く持ってしまったためだろう。

改めて鑑賞してみると、やっぱり第一作目から過激。
銃撃戦程度なら慣れているしそこまで残虐性を感じないのだが、撃たれて終わりでないのが際立ってエグい。というかそこからが真骨頂か。
死ににくいとされる腹部を撃たれ血を流し続けるオレンジ(ティム・ロス)の壮絶な足掻きっぷりよ。ジーパン刑事も斯くや。

”悪党集団に紛れ込んだ潜入捜査官は一体誰か?”

割と早い段階で誰なのかは見当がついていた。
ただブロンド(マイケル・マドセン)の壮絶な拷問シーンでも空気以下だったので、そこからの怒涛の展開が予想外で面白かった。
これがタランティーノか、なるほど〜。
……ピンク(スティーブ・ブシェーミ)の一人勝ちじゃん!

主軸は悪党集団の疑心暗鬼、にあると思うので、犯罪(宝石強盗?)や一団の背景にはあまり重きは置かれていない。
そこのところがやや地味で分かりづらく、導入を難しくしている気がする。低予算で製作されたと聞けば、それも納得かもしれない。

スタイリッシュな音楽とイカれっぷりが特徴的。
魅力的、と言うほどにはまだ己の共感は及ばない。折角だからタランティーノ作品、配信されてる辺りは観てみようかな。


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