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屁理屈ではないと思いたい

苦しみや悲しみから逃げるな!

……とは言われても、逃げられるものならば逃げたくなるのが人間というものではないだろうか。

立ち向かう困難がどのようなものかにもよる。
全てはケース・バイ・ケース、正面から向き合い乗り越えるべき困難も、時にはあるだろう。

しかし向き合ってみて、これはダメだとか嫌だとかそう感じて、背を向けて逃げたとして。
逃げて逃げて、はるか彼方、地平線の向こうへ姿も見えぬほど逃げ抜いたとしたら、それは一種の勝利と言えなくもないだろうか。
『逃げるが勝ち』という言葉を完全に否定することは、誰も出来まい。

逃げることを正当化できなくても良い。
後ろめたい気持ちを知らんぷりできなくても良い。
ただ逃げることを選択肢のひとつに考える余地さえあれば、二度と立ち上がれないほど、完膚なきまでに、敗北することもないのでは、と思う。


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