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祭りの前も賑やか~inチェンマイ~

バンコクで二日過ごした後、タイの北部都市チェンマイに向かった。
飛行機は10時だったのだが、ベトジェットエアのオンラインチェックインが全然出来なかったことと、道路事情が分からなかった不安で、朝6時に宿泊施設をチェックアウトした。ドミトリーのスタッフに手配してもらったタクシーに乗り込む。親切に感謝。
が、バイクや車の交通量がとても多いバンコクで渋滞に巻き込まれないかを危惧しての早朝出発だったのだが、ものの30分程度でスワンナプーム空港に到着した。
550バーツ…。
いやいや、安心と時間を金で買ったのだ。
ベトジェットエアの搭乗手続きもすんなりと済んで、危惧が杞憂に終わって安心である!

まだまだこれから、成長の余地が大いにあるバンコクはとても勢いのある都市だった。
所狭しと車と人が行き交い、鉄道も充実してきている。ショッピングモールは大きく清潔で人で溢れかえっていたけれど、狭い道端のあちこちでは沢山の露天が所狭しと立ち、姦しくやり取りが交わされる。
のほほんとボンヤリな自分はあっという間に呑み込まれてしまいそうな力に溢れる街だったが、なんかおもしれーとのほほんと楽しむ余地も大いに残されていた。
エネルギーに圧倒されてもうお腹いっぱい、という感じもするけれど、機会があれば再度訪れても楽しいはず。

さらばバンコク

スワンナプーム国際空港


一時間ちょっとの時間で到着したチェンマイは、確かに地方都市、という感じだった。
バンコクからおよそ700km、日本でいうと東京〜函館間ほどの距離でかなり印象は異なる。空港も小規模であり、まず天井が低い。
温度湿度はさほど変わらないが、空気汚染がひどく晴れてはいても全体的に烟っていた。マスク率が高いのはおそらくコロナの為だけではないはず。
有名な首長族の他、多くの少数民族・山岳民族が住み、都市化よりはそのまま観光化に振り切った感。あちこちに建つ寺院も、バンコクのものとは異なり、少し派手さが落ち着き素朴な様相である。

ワット・ロークモーリー
空が白い…
派手だが白黒が渋い

今回タイを訪れた目的は、4月に行われるソンクラーンという旧正月を祝うお祭りである。

ソンクラーンはサンスクリット語では「移る」という意味があり、太陽の軌道が白羊宮(Aries)へ移動することを指します。 これは12ヶ月の周期が終結して、太陽暦による新年が始まることを意味します。 ソンクラーンは、旧正月にあたる4月12日から15日に行われる「水かけ祭り」として世界的に知られています。

外務省HP:タイのお祭り「ソンクラーン祭り」

バリ島へ行く前にちょうどよいタイミングだったので立ち寄ったのである。
昨今では現地の人々のいち行事というより、それを目当てにくる観光客向けの祭りの気色が強いらしく、自分たち以外も外国人が目立つ。
二日前にして既に街中ではその準備がそこかしこで行われている。寺院では沢山の供物が積み上げられ、僧侶たちがなんらかの儀式を行うのも目にすることが出来た。

ワット・プラシンにて
僧侶たちが練り歩く

常のチェンマイを知らないのでどこまでが特別な仕様なのかはわからないが、なんとなく街の空気がワクワクと膨らんでいるようである。まつりの前の特別な空気というのは、古今東西を問わず同じものだろう。

祭りには明日合流する予定の友人と二人で挑むつもりである。
よそ者の自分に、チェンマイはどんな面白い顔を見せてくれるのだろうか。

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