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ちょっとだけヨン~前哨戦・新緑の博多ぶらり~

またちょっと旅に出る。
住んでいるところが大阪なので、海外に出るには関西国際空港が一番便利なのだが、行き先によっては塩梅が悪いときもそりゃぁある。
今回の一次目的地はタイ・バンコク。勿論関空発の飛行機はある。あるのだがしかし、到着が真夜中だったり、チケットの購入代理店が怪しかったり、どうも上手くいかないのでいっそのこと、と福岡発を選択してみた。
果たして航空券はいい感じの時間帯で取れた。
取れたがしかし、またしても課題が発生する。いい感じの時間帯=出発時間が早朝すぎた。
購入してから福岡空港までの交通手段やチェックインの時間を計算してみたのだが、どうにも忙しない。
ならばと更に思考を発展させて、空港近くに前泊して早朝空港へ向かうことにした。それでも国際線は2時間前にチェックインしておくべき、の鉄則を考えるとギリギリなのだがこれ以上はどうしようもない。当日スムーズにいくことを願うばかりである。

と、いうわけで飛行機搭乗の二日前、深夜バスで大阪を発った。
もういい加減深夜バスの旅は止めたほうが良いと、乗るたびに思っている。乗り物に酔いやすい質だし、熟睡出来るわけがないし、翌朝体はバキバキだし。もうそんな無茶をする年ではないだろう、と思うのだが、毎回その安さに負ける。
今回の大阪→福岡で言えば新幹線の約三分の一の値段なのだ。そりゃ負ける。

それでも今回は過去の経験から学んで3列シート、1席ずつ独立のちょこっと良いバスを選んだ。隣と密接していないので少し広め、気も楽だ。
そのおかげか、21時半に大阪を出発し翌朝6時頃博多に到着の長時間移動ではあったが、疲労感はややマシである。

早朝の博多駅は思ったより寒かった。
バスターミナルは小綺麗で、大阪と同じように大きな商業ビルを併設しているので旅立つ前の買い忘れなども補えるだろう。

カフェで一服はもちろん仮眠もできる

駅構内に豊富にあるロッカーにスーツケースを預け、いざ向かったのは映画館。
旅行に来ていきなり映画鑑賞を決め込むとは、我ながらなかなかの猛者ではなかろうか。
勿体ないとは分かっているが、しかしどうしても逃せなかったのである。
何故なら我が最推し、マット・デイモンの主演作品だから…!!

御存知の通り、日本における映画の上映寿命は短い。最近ではSLAM DUNKやRRRのようなロングランもあるにはあるが、ほとんどは1ヶ月くらいだろう。旅行から帰ってきてもまだ上映されているか保証はない。
どうせ体はバキバキで普通の旅行のようにあっちこっちと飛び回る元気はないのだ、更には明日の朝も早い。この際、とばかりしけこんできた。
映画の感想はまた改めて述べるとして、とりあえず旅立つ前に推しを観ることが出来て満足である。

映画を観終わったあとは昼食へ。
しまった全くリサーチしていない。
適当に徒歩圏内で美味しそうなところ…

うどん平(たいら)

福岡出身、タモリも美味しいと評価するうどん屋さんらしい。
11:15〜15:00(日曜休み)の短い開店時間、到着は11時半を少し過ぎたあたりだったが、すでに結構な列が出来ていた。
とはいえ昼時のうどん、回転はそんなに悪くない。更に一人ということで揃って席に座りたい家族連れに先んじてカウンターに案内してもらえた。有り難いことである。

丸天ごぼう
大きなかまぼこ天にゴボウの天ぷら、並盛580円也

柔らかいうどんに透明なスープはしっかりとした味。どちらかと言えば讃岐うどんのようにコシの強いほうが好みではあるが、これもまた美味しい。
かしわめし、つまりはかやくご飯、だろうか。こちらも食べたかったが胃袋に余裕がなくて断念。機会があればリベンジも有りか。
定番の七味だけでなく、柚子胡椒があるのが◎。

腹がくちくなった後は、博多駅周辺をうろついた。

住吉神社

航海守護神の住吉三神を祀る神社であるらしいので、旅の安全を祈願するには丁度いい。大阪のすみよっさんが住吉神社の総本山と思っていたが、こちらはこちらで我こそが始原と主張している。どちらが正しいのかいまいち不明だが、まぁ守護していただけるならどちらでも構わないさ。大阪でも広い境内であったが、こちらもそこそこ広い。

のぞき稲荷
古代力士像
手相が「力」となっている

住吉神社の隣、楽水園という小ぶりの日本庭園も覗いてみた。
行く気もなかったのだが、新緑のあまりの瑞々しさと、入場料100円の気やすさにふらふらと吸い込まれてしまった。

入り口
小さい滝と鯉
抹茶もいただける

次に櫛田神社へ。

古くより博多の氏神・総鎮守として信仰を集めている神社らしい。
7月は博多祇園山笠、10月には博多おくんち、と多くの祭事がこちらを中心に執り行われているとのことで、立派な飾り山笠が展示されていた。

義経千本桜がモチーフだそうな
見上げんばかりの大銀杏

博多って、なんだか色々と派手であるな。

タイへ飛び立つ前日、前哨戦の博多ぶらりはこのあたりで終了。
まだ日は高かったが、明日のフライトに備えて早々にホテルにチェックインすることにした。
10ヶ月ぶりくらいの海外旅行である。
タイで友人と落ち合う予定ではあるが、到着してしばらくは一人だ。こうして文字にしてみると改めて緊張してきた。
究極、携帯とパスポートとクレジットカードがあればなんとかなるだろうが、まだまだその境地に至るには修行が足りない。
出来ればこれから二週間ほどの旅が上手く、良いものになりますように。

今回は折角の海外ということで、旅レポはいつものようにリアルタイムではなく、ちょっとまとめて投稿したいと考えている。
また時差やネット環境の違いもあるので、連続投稿が途切れる可能性もある。しかし最近ぼちぼち毎日noteでなくてもいいかと感じているので、あるいは良い機会かもしれない。

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